第7話「検査のその後」
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検査終了の後、ワタシは採集した麗華のデータをまとめ、すぐにでも医学界へ提出できるように整えた。全くもってエロティックな画像が多くあるが、アナルやマンコの資料とて医学には欠かせないのだから仕方ない。
ワタシはパソコンからしかるべき送信先へデータを送り、しばし自分の資料を読み返す。心身共に強くあった麗華の恥ずかしい姿の数々に勃起して、さっそくオカズとして利用させてもらった。担任も今頃は家でそうしているだろうし、資料の公開後は医学のために役立てられる一方で多くの人間がオナニー用のネタとして麗華を見る。これで麗華は永遠の夜のオカズになるたのだ。
しかも、相応の報酬と同意書へのサインからなる検査なのだから、例え本人が事実を知っても文句は言えない。訴えが通ることはなく、彼女とて泣き寝入りするのがせいぜいだろう。
一度はどんな手を使っても報復してやる、というような怖い発言をしていたが。
それを実行しかねない強い精神を持ち合わている彼女だが、だからこそ逆に心配がないのだそうだ。
担任から知った麗華の性格からすれば、それは単なる「私は負けないぞ」という意志の現れであって、何があろうとも『復讐』や『報復』を実行するような人間ではない。剣道部の面々から聞く話、顧問から聞く話まで合わせて統合すると、強くて実力があるからこそ野蛮な行動は決して取らないのだとか。
例えばこんなエピソードを聞いた。
麗華の備えていた強さは各学校の剣道部にその名を知らしめ、彼女が一年だった頃からの名を知らない人間などいないほどだった。きちんと勝ちを目指している部活なら、他校の偵察や研究を怠らない。だから強い部員は警戒され、そうでなくとも一度戦ったり試合を目の当たりにした人々が彼女を忘れない。黒崎麗華の名は着実に広まっていき、剣道協会や一般の道場までもが麗華を知るに至っていた。
プロのスポーツ選手ならまだしも、ただの部活の部員にしては相当な広まりようだ。
そうやって下手に名を知られただけに、強者に絡むヤンキーじみた他校の男子とトラブルを起こしたことがあったという。
「お前が女のクセに最強だとか言われてる奴だな」
場所は麗華の学校前。
校門で待ち伏せしていた三人の学ラン男子が竹刀を担ぎ、まさに喧嘩をふっかける不良の構図で麗華を取り囲んだそうだ。
三人の不良男子を仮にA、B、Cとしておく。
普通なら、知らない男に囲まれれば女の子は恐怖するもの。
しかし。
「そういう噂らしいが、だったら何だ?」
麗華は一切の同様を見せない。
たまたま目撃していた顧問はすぐに止めに入るつもりだったが、彼女があまりにも堂々としていたのでギリギリまで影で事の顛末を伺ったという。
「俺らと勝負しろよ」
Aが思い切り竹刀を振り上げ、突きつける。威嚇のつもりか、それは
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