第6話「アナルのシワシワ検査」
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況で疼かなくてはいけないのだろう。
麗華の後ろで何かガラガラと音が立った。
キャスターのついた台車で何かを運んでいるのだろう。一台がちょうどお尻の後ろに置かれ、そしてもう一台が麗華の目の前に押されてくる――ノートパソコンだ。画面にはシワのよった肛門がでかでかと映っている。嫌に良い画質でシワの一つ一つから肌の質感まで鮮明だ。
「あ、あのこれは……」
画面いっぱいの菊門は自分のお尻が動くのに対応して位置がずれ、穴は画面中央から上絵左右にぶれていく。どうやら動画らしい。それも普通の動画ではなく、カメラに映ったものをリアルタイムに映像に変えている。麗華のお尻にはそのためのカメラが置かれており、そうとわかると菊門のシワがレンズの気配を感じ取ってヒクついた。
と、同時に――画面の中の肛門も同じくヒクつく。
――うっ、私自身の肛門を見せられてるんだ。
リアルタイムに映される映像なのだから、当然麗華が動けば画面の中身も動く。肛門がヒクつけば、自分の尻穴の収縮する様を自分で見ることになるのだ。
「何故私にこんなものを」
「自分のアナルなんてそうそう見ないでしょう? 見ずらいですからね」
「見る必要もないと思いますが」
麗華は画面から目を逸らす。
「いいえ、見てもらいますよ? アナルの健康を検査するために、閉じたり開いたりしてもらいます」
「それには何の意味が」
「肛門にも病気はあるでしょう? 閉じたり開いたりすることで形状変化を観察し、健康状態を確かめることができるわけです。もしも異常が見つかったら、その画面を使ってわかりやすく解説して差し上げますよ? あなたは健康だからないかもしれませんが」
医師が一通りに説明を終えると、すぐに担任が言ってくる。
「ほら、さっそくヒクヒクさせてみろ」
「わかりましたけど……」
画面を見ながらやれというのだろうか。麗華は肛門括約筋を意識して力を入れ、菊門の穴をキュッと閉じる。シワごと丸く引き締まった。力を抜くとそれは元の形に立ち戻る。本当のこんなことに意味があるのかわからないが、麗華は検査のためだと言い聞かせた。
キュっと菊孔を引き締め、力を抜く。その繰り返しで肛門を収縮させ、ヒクヒク蠢かせた。
じぃ……。
医師も担任も、そんな麗華の肛門をじっくりと凝視しているのだ。視線の熱が肛門に伝わって、シワの皮膚に電流めいた微熱が走る。
「この映像は録画されてるんですよ」
「こんな映像まで!?」
記録を残されているかと思うと余計にウズウズした。
「ほら、やめないでください? 必要な検査ですから、ちゃんとしてくれなくては困ります」
「……はい」
麗華は一定のリズムでヒクッヒクッと肛門に力を出し入れする。画面から目を逸らしていると担任に注意され、麗華は自分の肛門が疼く様子を自
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