第5話「ノギス測定とデータ撮影」
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それより、次はマンコからアナルまでの幅ですよ?」
ノギスのアーム先端が性器と肛門にそれぞれ添えられているのがわかって、麗華は生唾を飲んだ。性器だけで終わると思ったら、まだ恥ずかしい穴を測るのだ。
肛門にまで熱が蠢いてウズウズする。ヒクン、ヒクン、と収縮した。
「え〜、2.9センチ〜」
麗華は屈辱を堪える。
「あとはアナルの直径です」
「3.5センチ〜! 3.5センチ〜」
ここまで耐えたところでようやくノギスが片付けられ、麗華は少しはホッとする。
「さて、そーんな卑猥なポーズは解いて普通の仰向けになって下さい」
「やらせておきながら……」
麗華はやはり吐き捨てつつ、すぐに足を元に戻した。
「次は画像記録です。先生、お願いします」
「画像って! そんなのって……!」
担任の手にデジタルカメラが用意され、麗華は真っ青になった。これからどんな部位を撮影されるかなど、もはや想像するまでもない。
「動かないで下さい? 今回は顔は写しませんから。それとも、写して欲しいですか?」
「冗談じゃありません! 今度また顔まで撮ったら、犯罪を覚悟してでもあなたを生かしておきません!」
麗華は勢い良く噛み付くが、それは全裸でしかも羞恥で顔を真っ赤にした状態だ。目をかすかに潤ませた顔でいくら睨もうとも、威嚇にはなりっこない。この怒りさえも男を楽しませるためのスパイスであった。
「ほうほう威勢がいいですなぁ」
「そんなに言うなら顔は撮らないでやるから、まずはおっぱいを撮影するぞ」
担任が遠慮なくカメラを向け、麗華は腕で自分の胸を守る。
「待って下さい! 何の役に立つか教えてください! それからです!」
「おうおう焦った顔だなぁ、麗華」
担任は麗華の反応に喜びを示す。
「……答えてください」
「それはワタシが答えますが、身体の形状はとても重要でしてね。健康な場合、はたまたは特定の病気にかかっている状態のサンプルデータは、医者が症状を考察するときの参考にとても役立つですよ。どんな部位にも病気はあるでしょう? アソコにもお尻にも。サンプルは多いほど良い。だから健康体のサンプルを撮るんです。納得いただけましたか?」
「……わかりました。顔は撮らないで下さいね」
「わかってるよ麗華。しかし、写りを良くするために腕は気を付けだ」
「……はい」
麗華は上半身を起こして、両足をベッドの横からぶら下げる。
カメラのレンズが容赦なく向けられ、パシャっとシャッター音が二回鳴った。二回だ。麗華の側からではわからないだろうが、撮ったのは乳房だけではない。担任はズームや視点調整を利用して、結局は顔写真を撮っていた。
本人に知れたら喚かれるとわかっているので、担任も医師も麗華にはそれを告げない。いや、あえて告げて反応を楽しむのも良かっ
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