第4話「視姦と測定」
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――……こいつ!
効果がないのか、恥じらいを隠しきれていないのか。
どんなわけかはわからないが、感情を表に出すよりはやはり隠し続けている方が何となくマシだ。
「綺麗な色合いじゃないか。麗華」
乳首の状態をわざわざ声に出して指摘され、麗華は表情を歪ませそうになる。だが、表情の動きにも注意を配って、麗華は無表情であり続けた。
もっとも、頬だけは真っ赤に紅潮していたが。
「こんな美乳は滅多におりませんよ? 形の良さもさることながら、体型とのバランスがしっかりと取れていて、やはりボディ全体が極上です」
医師は麗華の前で屈み込み、乳房の鑑賞を始めた。担任もその隣で膝を曲げ、じっくりと観察してくる。直接の視線照射にはまるで乳首を焼かれるようで、神経から快楽の疼きが駆けて来る。乳腺から来る刺激の信号は乳首へ集まり、感じたくもない快楽に麗華は苦しい気持ちを味わった。
「見ていないで、座高を」
麗華は意識して声を固くする。
そうでもしなければ、恥ずかしさのあまりに声が震えてしまいそうだった。
「ええ、先へ進みましょう。正確に測りたいので動かないで下さいね」
医師はようやく後ろへ回り、麗華の頭のバーを下ろす。
そのあいだ――。
さわっ、
担任は麗華の柔らかな太ももに手を乗せて、さも優しげな手つきで撫でてきた。
「せ、先生! 触る必要は――」
「動かないで下さい」
医師の注意で麗華は抵抗を封じられ、数字を確認してもらうまでのあいだは座高計から動けなくなる。
それをいいことに、担任は麗華の太ももをさすり、揉んでくる。
数字ぐらいすぐに読めるだろうに、医師は一体いつになったら座高を測り終わってくれるのか。こうしているあいだにも太ももは好き勝手に撫で尽くされ、内股にまで手を差し込まれる。担任の手がアソコへ接近してきて、麗華の心臓は激しく高鳴った。
このままいけば恥丘に触れられてしまう。
心で感じる不快感とは裏腹に、素直な身体には期待感が疼く。このまま触られて、愛撫されたがっている自分のアソコをがいる。どうして、こんな奴の手に反応してしまうのか。麗華は自分の陰部を叱責したい心境になっていた。
ゴツゴツとした手の感触は内股の付け根へ染み入り、恥丘には触れようとはしてこない。変わりに目を乳首に近づけて、毛穴の一つ一つまで観察してきた。
「毛穴が見える距離からでも、やっぱり綺麗だねえ?」
感想を述べられて、麗華は羞恥を噛み締める。
「乳首もこんなに硬くしちゃって、仕方ないねぇ? 生理反応なんだから」
「……うるさいです」
少しでも動けば医師に注意される中、麗華は首を動かさないように声を絞り出す。そんな麗華の小さな叫びを無視するように、担任は続けた。
「曲線というか、丸みが滑らかだ。砂糖菓子のように真
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