第3話「そして羞恥の発育検査へ」
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んねぇ。先生、ここはパンツ一枚でどうでしょう?」
パンツ一枚?
目論見とは違うが、性器と生尻を隠せるのならそれは嬉しい。そんなことで喜ばなければいけない状況は悔しいが、麗華は内心目を輝かせた。
「いいんですか? 我がままを聞いて」
「まあまあ先生、ワタシの考えはですねぇ……」
医師は担任の耳へひっそりと何かを伝えた。
二人は麗華の目の前で堂々と何かを企んだのだ。
一体、何を?
麗華の胸に不安が膨らみ、保っていたはずの無心が破られそうになる。剣道でならいくらでも雑念を消せるのに、下着姿を男二人に拝まれていては少しの不安も集中の妨げとなった。
「まあいい。麗華、約束通りブラジャーは外しなさい。靴下は……履いたままでいい」
「そうですね。せっかくの白い靴下でしから、履いたままでいてもらいましょうか」
明らかに二人の趣味だ。
自分の体をこいつらに楽しまれるのは気分が悪い。靴下が二人にとって楽しみの要素になるのなら……。
「大丈夫です。脱ぎます」
麗華はあえて脱いでやろうとする。
「よしなさい麗華さん。パンティを履く許可を取り消しますよ?」
医師は丁寧に止めてきた。
何がそこまで良いのかはわからないが、下腹部のことがかかっていては敵わない。
「……わかりました」
仕方がないので、麗華は二人に背中を向ける。
後ろ向きなら、いきなり乳房を見られることはない。
背中のホックを外して、ぱかりとカップが緩んだところで片腕で胸を押さえる。肩からブラ紐を一本ずつ下ろしていき、生乳を見せないようにブラジャーをカゴへ入れた。
両腕で胸を隠しながら、二人を向く。
「脱ぎました」
これでパンティのみだ。
靴下などあってもなくても変わりはなく、たった一枚しか身に着けているものがない。何とも心もとない状態で、二人の舐めるような視線に皮膚が熱くなりそうだった。
「仕方ないからな。麗華、最初はそうやって胸を隠していても構わない」
どうして、急に妥協してくれたのだろう。
さきほどの耳打ちで何かを企んだには違いないが、これで胸を見られる時間も少しは減らせた計算になるはずだ。
あとは全然平気だという顔をし続けてやるだけである。
「しかし、いい格好になりましたねぇ? 麗華さん」
「パンティも無地だが可愛いし、似合っている」
二人は口々に感想を述べてきた。
「確か校則には下着の色の指定はありませんでしたよねぇ? 先生」
「あるにはありますが、形だけでチェックをしているわけじゃないですからね。どれだけ守っている子がいるかはわかりませんが」
「なるほど、さすが麗華さんです」
「それとも、検査に合わせて無難なのを選んだのか? ひょっとして、普段は意外な柄付きパンティかもしれないな」
いつまで無駄口
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