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中学剣道少女〜恥ずかしい穴まで身体検査〜
第3話「そして羞恥の発育検査へ」
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従うようにして普通より大きな病院へ踏み入り、医師の手続きから受付を通って検査室へ連れて行かれた。
 どういうわけか、担任も検査に立ち会うらしい。
「検査と関係ありませんよね?」
 と抗議したが、
「立ち合いは許可されているから、見届けさせてもらうよ」
 という事だった。
 広い検査室には体重計や身長計といった検査器具が並び、診察用のベッドや婦人科検診で使う分娩台まである。他にも医療用に機材が置かれており、麗華はいよいよ自分の身体が調べ尽くされることを覚悟した。
「いや、あなたに合意して頂けて助かりましたよ。もし検査対象が見つからなければ、ワタシは怒られてしまいますからね」
 医師はわざとらしい身振り手振りを交えている。
 麗華は彼を睨みつけ、担任にも不機嫌な態度を隠さなかった。強気を崩さずにいれば、きっと延々と調子に乗られる。いくら動画があろうとも、これから受けるものがあくまで検査である限り、必要以上の行為は必ず指摘してやるつもりだった。
「そんな顔をするんじゃないぞ? 麗華」担任は言う。「君は引き換えとして大金を受け取るんだから、結局は損はしていない」
「そうですよ? 我々は検査を行いたいだけです。ただそれだけなのですから、あなたがどんな交渉で合意に至ったのだとしても、良心的な方だと思いませんか?」
 何を勝手なことを言っているのだろう。
「いいえ。思春期の女性に対する配慮がありません。良心には全く欠けていると思います。ここに来たのも、他に仕方がないからです」
 麗華はきっぱりと言う。
 どうしようもないから引き受けただけで、精神的にまで屈服してやるつもりは毛頭ない。動画を握られている限りありえないが、逆転のチャンスがあれば弄り殺してやるくらいの気持ちを保っていた。
 この状況でも心が折れないほどに、剣道によって精神さえ鍛えられていた。
「なかなか素晴らしい生徒ですねぇ? 麗華さんは態度がはっきりしていらっしゃいます」
「そうですね。今回に限っては立場をわかっていないように見えますが、文武両道で絵に描いたように出来た子です」
 二人の無駄話に苛立ちが募る。
「早く始めて、早く終わらせてください」
「麗華は早く脱ぎたいようです」
 そんなわけがない。
「わかりました。では早速ながら検査に移りましょう」
 二人は身勝手な解釈をするので、それは違うと言いたくなる。
 医師はすぐに指示を出してきた。
「では全裸になって下さい」
「ぜ、全裸ですか?」
 普通の身体測定よりも厳しいことは、何となくわかっていた。検査の途中で脱衣の必要が出るであろうことは覚悟していたが、さすがに最初から全裸になるとまでは予想していない。麗華は思わず後ずさっていた。
 裸を見せたくない思いから、胸を隠すかのように無意識に自分の身を抱
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