第2話「世にも屈辱的なドーピング検査」
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のためか布地は皮膚に張り付き、卑猥な縦筋をくっきりと浮き上がらせていた。
自分のアソコにカメラのレンズ――想像しがたいほどの恥ずかしい状況なのに、麗華には耐えることしか許されない。
手が自然と動いて、体操着の裾を伸ばしてパンツを隠そうとするが、医者はその手をはたいて注意する。
「勝手に動かないようにお願いします」
「なら、早く済ませてください……!」
声を荒げることが唯一できる抵抗だった。
「ではパンティーをゆっくりゆっくりと下ろします」
やはり医者はスローモーションのようにパンツを下げ出す。生えかけの細い恥毛の一帯が少しずつ覗けいき、あらわにされる。性器にカメラを近づけられ、麗華は二人と目が合わないよう横を向きながら必死で耐えた。
麗華のソコは細い毛並みをしており、黒といより灰色の草原が広がっている。肉貝はぴったり綺麗に閉じており、色白で若く初々しい。色素の黒ずみが一切ないその場所は、間違いなく麗華の聖域だった。
やっとのことでパンツが膝まで降りる。
女の子にとって一番大事なものさえ撮影され、麗華は自分が涙目になりそうなのを感じた。目元が潤み、あまりのことにいつ滴が頬をつたってもおかしくない。こんな部分を撮られ、泣きたい気にさえなっている自分の姿も信じたくなかった。
それだけではない。
「おや? 垂れてますね」
医者のわざとらしい言葉に打ちのめされ、麗華は恥辱のより深くへ叩き落された。
神聖なる乙女の秘所からは、我慢しきれない尿が一滴ずつ垂れているのだ。まるで締まりきっていない蛇口のように、ポタリポタリと膝に脱がされたパンツを濡らしていく。ごく少量であるが、それは確実にお漏らしだった。
当然のようにカメラを近づけられ、垂れていく瞬間の映像を捉えられ、もはや全力で逃げ出したいほどの思いにかられていく。大会を捨てても逃げたほうがマシだ。と心のどこかで思ってしまう自分がいる。
……だが、それでも大会を勝ち上がるために努力してきたのだ。きっと、今年は今までより強くなった強敵が集まっている。
優勝のためだと心で必死に言い聞かせ、途方もない悔しさと恥ずかしさを麗華は堪える。
「では、このまま足をできる限り開きなさい」
それでは、漏れる危険が高まってしまう。
股の内側の筋肉を硬直させ、腹部に力を入れながら、麗華はとにかく漏らさないようにと足をずらした。直立のまま逆V字の開脚をしたことになり、一層性器が覗きやすくなる。
「尿ビンをあてがいます。容量は大きいものにしてあるので、この中に全て出し切りなさい」
とうとう放尿を許される瞬間が訪れた。
尿ビンの口は陰部のぎりぎり、接触しそうでしない絶妙な距離へ添えられる。
やっと我慢から解放されるのだという安心はあるが、それ以上に男二人の前で脱がされ
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