クロスオーバー
レイ・龍可・小鳥・レベッカ ちっぱい比べ
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レベッカは勝気に言う。
「そうかなぁ?」
龍可は疑問に首を傾げていたが、レイもレベッカも勝った気でいるようだ。
「じゃあ、僕とレベッカで決勝戦だね」
「オーケイ、望むところよ!」
二人はお互いの胸へと手を伸ばしあって、大きさを確かめるかのように包み込む。丁寧に力を出し入れし、ほぐすかのようなマッサージで揉んでいった。
モミモミモミ。
「へー? やるじゃんレベッカ」
「あなたこそ」
――モミモミモミモミモミモミ……
二人の揉み合いの中、小鳥はややムっとしたような顔で観戦していた。
「ねえ龍可、私達ってそんなに差があるかしら」
見た目でいえは、四人とも控え目な膨らみ方しかしていない。まだまだ発達は始まったばかりて、胸板がぷっくり丸くなったに過ぎないのだ。もっとも、そんなサイズこそがある種の趣向を刺激するが。
「そうだよね。本当にちゃんと比べたかったら、計らないと」
「そうよ! 見た目と触った感じで決めようっていうのが、そもそもおかしいじゃない!」
どうも小鳥は自分が負けたことにされているが気に入らず、顔を赤くして憤っている。
「でも、私よりは小鳥さんのおっぱいの方が大きいかも」
「え? そうかしら」
急に褒められ、小鳥は気をよくする。
「触ってみてもいいかな?」
「まあ、龍可ならいいかな。でもちょっとだけよ?」
「うん。それじゃあ」
龍可はそっと手を伸ばして、小鳥の胸を優しく包み込んだ。撫でる手つきで感触を確かめ、かすかに指を食い込ませる。
――モミモミモミ。
手の平の内側に硬い突起があたってきて、小鳥の乳首が立っていることがわかった。吐息が熱っぽくなっているあたり、小鳥も感じているのかもしれない。
「小鳥さんの、柔らかい」
「そ、そう? でももうお終いよ。女の子同士なんておかしいんだから」
「そうだね。けど、羨ましいな。小鳥さんの胸」
「もう、馬鹿言わないの」
頬をほんのり赤くする小鳥を見て、龍可はクスっと笑う。
「小鳥さん、可愛いなあ」
小さな声でつぶやいた。
「ん?」
「ううん。何でもない」
その一方、レイとレベッカは自分が上だと主張し続けている。
「僕の方がやっぱり大きいし、将来性だってあると思うんだけどなー」
「そーかしら、私の方が一センチは大きいんじゃない?」
二人のいがみ合いを見ながら、小鳥と龍可は呆れ顔になっていた。
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