七つの鍵と守護者たち編
ターン22 真紅の瞳と闇色竜
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持ってる僕に十代、明日香が連れてこられたのはまだ分かんないでもないけど、あの二人はなんも関係ないでしょ」
はたして仮面男改めダークネスの答えは、最悪の予想通りのものだった。
「あの二人は、お前に本気を出してもらうためにあの位置に置いた。今はあの壁によりシャットアウトされているが、時間と共に壁は崩れていき最終的にマグマの中に落ちるだろう。そうしたくないならば、私にデュエルで勝つことだな」
「時間制限つき!?上等、何が何でも勝ってやるさ!」
「では、ゆくぞ!」
「「デュエル!!」」
「先攻は私だ。私は、手札の軍隊竜を守備表示で召喚。さらに魔法カード、一時休戦を発動。カードをセットしてターンエンドだ」
ダークネスの場に、ちょっとした鎧を着こんだ身軽そうな竜人が盾を構えた。
軍隊竜 守800
一時休戦
通常魔法 (制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。
「僕のターン、ドロー!」
さっきからなんだろう、どうもこの場所に来てから自分でも妙に感じるぐらい全身に力が満ち溢れていて、今ならなんだってできそうな気がする。知らず知らずのうちに、ニヤリと笑みを浮かべていたことにふと気が付いた。一体、僕はどうしちゃったんだろう。まあ、悪い気はしないからどうでもいいさ。
「グリズリーマザー、召喚!軍隊竜を攻撃!」
青い体毛の熊が、その鋭い両手の爪で容赦なく竜人をひっかいていく。一撃目で盾がバラバラに壊れ、二撃目で体を守る鎧が吹っ飛んでいき、そして三撃目ががら空きの胴体に叩き込まれた。
グリズリーマザー 攻1400→軍隊竜 守800(破壊)
「軍隊竜の特殊効果。このカードが戦闘破壊された時、デッキから軍隊竜を特殊召喚できる!」
軍隊竜 攻700
「ちっ………メイン2にカードをセット、ターンエンド」
「エンドフェイズにトラップ発動、リビングデッドの呼び声!甦れ軍隊竜!」
「おっと、蘇生カードか」
軍隊竜 攻700
ダークネス LP4000 手札:4 モンスター:軍隊竜×2(攻・リ&無) 魔法・罠:リビングデッドの呼び声(軍)
清明 LP4000 手札:5 モンスター:グリズリーマザー(攻) 魔法・罠:1
これでダークネスは、自分のターンにレベル7以上のモンスターもアドバンス召喚できるようになったわけだ。はたして、次の一手は最上級モンスターだった。
「ドロー、私の場の軍隊竜2体をリリースし、真紅眼の黒竜を召喚する!」
いきなり足元のマグマが巨大な竜の姿になって立ち上がり、その炎の中から真っ黒いドラゴンが現れた。
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