暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
七つの鍵と守護者たち編
ターン22 真紅の瞳と闇色竜
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ちゃうパターンだよね。

「……そして、これが七星門を守る7つの鍵です。そこで、あなたたちにはこの鍵を守って頂きたい」

 そう言って校長がそっと取り出した小箱の中には、なるほど確かに7つの鍵、というかパズルのようになっている金属片。

「守ると言っても、一体どうやって」

 万丈目の疑問は、すごくもっともだと思う。いくらなんでもこっちは高校生、そんなアブナイ人たちを相手にできる方法なんて……

「もちろん、デュエルによってです。だからこそ、学園内でも屈指のデュエリストであるあなた方に集まってもらったのです」

 それ(デュエル)くらいしかないよね、やっぱり。でも、なんなんだろうその『鍵を奪うにはデュエルで勝たねばならない』とかいう謎ルール。まあでも封印されてるのもカードなんだし、ある意味筋は通ってるのかな。しかし、僕が学園屈指のデュエリスト、か。うーん、ここまで正面から褒められると照れくさいね。

『いや、そのりくつはおかしい。……とも言い切れねーんだよなー、遊戯王だし。セブンスターズなんてまだマシな方だ』

 それにしても、なにかマズイことやったのがばれたのかと思ったら全くの予想外な話だ。………ま、僕だってデュエリストの端くれ、目の前に出てきたデュエルのチャンスは掴むだけさ!ということで鍵に手を伸ばしたけど、同時に十代も手を伸ばしたために鍵を手にするのはほぼ同時だった。

「おもしれえ、やってやるぜ!」
「その話乗った!じゃあ、僕このピースね!」

 そしてその後もカイザーは静かに笑いながら、三沢は真剣な顔で頷きながらそれぞれ鍵を手にし、明日香と万丈目、夢想もすぐに手を伸ばした。……あれ、大徳寺先生とクロノス先生の分は?

『七星門、だからな。当然7つしかないだろうな』
「教諭のお二人には、この7人の生徒たちのサポート役に回って頂きたい。何しろ敵の力は未知数ですからな」
「わかりましたニャ」
「校長、このクロノス・デ・メディチに任せてください。私がいる限り、学園の平和は守られますノーネ!」
「いいですか、みなさん。戦いはもう始まっています、常にデュエルの準備をしておいてください」

 最後に校長先生から締めの言葉があり、ちょうどチャイムが鳴ったこともありその場はそれで解散となった。あ、お昼まだ食べてないのに。





 その日の夜。十代が翔や隼人に自慢話してるのを壁越しに聞きながら、僕はちょっと外に行く準備をしていた。

『ん、どっか行くのか?』
「いやー、ちょっとね。なんとなく眠れなくて」

 早くデュエルがしたいような、やっぱりちょっと怖いような、でもワクワクするのが抑えられない。そんなこんなで眼が冴えてしょうがないので、軽く散歩にでも行こうと思ったのだ。

『い
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