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真剣で武神の姉に恋しなさい!
クリス登場
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がら千李が笑い続けるクリスを見ているとふと鼻腔に据えたような臭いを感じた。

 臭いのするほうを一瞥するとものの見事に浜千鳥が粗相をしていた。

 そしていまだに笑い続けているクリスの肩に手を置き耳元でこういった。

「お宅の浜千鳥君ものの見事にやっちまってるけど?」

 その言葉にクリスが「え?」と言う反応を取り浜千鳥の方を振り返るとクリスの顔が驚愕に染まった。

「ど、どうしたと言うんだ浜千鳥!こんなこといつもならないはずなのに!?」

「多分はじめてきたところだから緊張して出ちゃったんじゃない?それよりそれの処理は誰がすんのかニャー?」

 動揺を隠し切れないでいるクリスに対し千李はニヤニヤと意地の悪い視線を送る。

 その視線に「うぅー」とうなるクリスであったがクリスのほうに向き直りもじもじとしながら言い始めた。

「せ、千李さんその、えっと……」

 だがそこで止まってしまったおそらく先ほどまで自分の言っていたことが邪魔をして頼むに頼めなくなっているのだろう。

 そんなクリスに対し千李は小刻みに肩を震わせながら聞いた。

「なに?」

 ……ダメ。クリスからかうの楽しすぎる。

 その千李の様子にクリスの目じりに若干涙がたまり始めた。

 ……ヤバイ超可愛い。

 その様子に今にも吹き出してしまいそうな千李だったがもしここで吹き出してしまえばクリスが本泣きするのは必然だろうと思い、必死に笑いをこらえながら携帯を取り出し川神院に連絡を取った。

「……ええ。そうそのホテル……正面に白い馬がいるから。うんよろしく」

 携帯を閉じもはや半べそ状態のクリスに向き直ると千李は言った。

「川神院にいる修行僧の何人かに来てもらって浜千鳥をひとまず川神院で預かることにしたわそれでいいでしょ?」

 千李の言葉にクリスはこくんと頷いた。

「はぁ。まったくとても強いように見えて全然泣き虫は直ってないわね」

 そうたしなめすとクリスは顔を真っ赤にしてうつむいた。

「まぁいいわ。それよりそろそろ行きましょう。学校に間に合わないわ」

「あ、ああ。そうだな行くとしよう千李さん」

 学校と言う言葉に気を取り戻したのかクリスはぱっと明るくなった。

 ……単純。

「あと私のことは好きに呼んでいいけどもし学校で三年と離すときは先輩をつけるのを忘れないようにね。中にはそういう呼び方じゃないとダメな奴もいるから」

「わかった」

「じゃあ行くとしましょうか」

 千李が言うとクリスは横に並び二人はそのまま二人仲良く通学することとなった。



 道中千李がクリスに聞いた。

「クリスは島津寮に住むんだっけ?」

「うん。既に荷物も送
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