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Fate/stay night 戦いのはてに残るもの
対面青き槍兵
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と士郎は自分の教室を目指し歩いていると。
「おお衛宮に彩雅おはよう」
俺と士郎に気付いた一人の生徒が俺達の元へ来た。名前は柳洞一成この学園の生徒会長だ。
「おはよう柳洞、士郎に用があるんだろ? 俺は先に教室に行ってるからな」
「二人いたほうが都合が良いのだが、何か急ぎの用でもあるのか彩雅よ?」
「別に、眠いから少しでも睡眠を取りたくてね。後は任せた士郎」
「はあ、何でも俺任せはいい加減止めてくれよ彩雅」
溜め息を吐きながら、愚痴る士郎と柳洞を残し教室を目指そうとすると、目の前に赤い上着を着た女子生徒がいた。
「な、女狐! 貴様性懲りもなくまた」
「相変わらずの嫌われようね。おはよう柳洞君に衛宮君」
黒髪ツインテールが特徴の女子生徒の遠坂凛が、柳洞の言葉を笑顔で受け流し俺達三人に挨拶する。
美人で成績優秀の優等生で、学園ではかなり有名だが何故か柳洞は毛嫌いしている。きっと何か秘密があるんだろう。
しかしながら、俺と士郎が彼女の中では衛宮君で統一されているのが、些か納得出来ないな。
「おはよう遠坂、朝早いんだな」
「優等生だから、常に余裕を持って登校してんだろ?」
「別に私は、意識せず普段通りにしてるだけよ」
普段通りねぇ。まぁ俺にとってはどうでもいいんだが、柳洞が常に遠坂に構えているのは何故なのだろう?
「二人共迂闊に話をするな! 女狐の毒牙に掛かるぞ!」
「柳洞お前は五月蝿い、俺は眠いから教室に行くからな」
「そう、それじゃあね衛宮君」
「あんまり居眠りばっかして、藤姉に怒られるなよ」
聞こえた声に返答はせず、手をひらひら振りながら俺は自身の教室を目指し歩き出した。
教室に入りあまりにも眠かった為に、鞄を机の横に掛けた瞬間に机に突っ伏して寝てしまい、起きたら案の定夕方頃になっていた。
「いけねぇ、またやっちまった」
一度伸びをした後外を見てみると、空は暗く予想より時間が過ぎていた。まさか夜になってるとは予想外だ。
鞄を持ち立ち上げりドアに手を掛けた瞬間、何か嫌な予感が全身を駆け巡った。何だ? 何故身体は逃げろと言うんだ!?
ドアから手を離し隠れようと思った直後、ドアが開き朝まで元気だった義弟が胸から血を流し倒れてきた。
「士郎!?」
慌てて士郎に駆け寄ろうとしたが、俺の行く手を真紅の長物? が塞いだ。
「ち、やっぱりまだ居やがったか。一日に二人も殺すはめになるとはよ」
長物の主は全身青いタイツ? みたいな服を着た青髪短髪の男だった。
「じゃあ坊主、悪いが死んでくれ」
長物の正体はよく見ると槍である。先に血が付いているのを見ると、コイツが士郎を殺したのだろう。
青タ
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