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Fate/stay night 戦いのはてに残るもの
対面青き槍兵
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て、その上に制服を羽織りズボンを履いて俺も自室を後にした。
居間に向かうと、何時も通り飯を大量に食べている虎と、それを苦笑いで見ている士郎と笑顔の桜がいた。
何時も通りだが、やっぱりこの風景を見ていると何故か心が落ち着くな。
「起きたか彩雅? 全く桜にあんまり迷惑かけるなよ」
「彩雅ったら、本当に朝は弱いんだからね〜」
「どうぞ彩雅さん」
士郎と虎の言葉を聞き流しながら座ると、桜がご飯の入った茶碗を渡して来たので受け取り食べ始める。
「喋りながら話すな虎、行儀が悪い。士郎も余計なことを言うな」
「こーら! 私の事を虎って言うんじゃぬぁぁぁい!」
「落ち着けって藤姉! 彩雅は飯食べてないで止めてくれ!」
「フフ、何時も仲が良いですね」
飯を食っている俺に、虎が竹刀を持って襲いかかろうとしたようだが、士郎が何時も通り抑え込む。
そんな何時もの光景を、桜は笑いながら見ている。騒がしいが、相変わらず何時も見ていて心が落ち着く光景だな。
「うわ、遅刻遅刻!」
騒がしい朝食が終わり、虎は慌てて玄関から飛び出して行く。食べてからすぐ走るのは、身体によくないと思うんだけどな。
「藤姉は何時も慌てて出て行くよな。わざわざ家に来なきゃ、慌てる必要何かないのにさ」
「別にいいだろ。見てて面白いから」
「あんまり面白がって、藤村先生をからかっちゃ駄目ですよ」
虎の少し後に俺達も家を出て学校に向かう。並び方は士郎が左側で俺が真ん中桜が右側という並びだ。
何時も通り、他愛ない話をしながら登校している俺達。特に何事もない日常、……しかし何かな。
士郎と桜の話を適当に返しながら聞いていると、正面に俺達の通う穂群原学園の正門が見えた。
「授業は退屈だ。寝ていたいな」
「サボりはよくないぞ彩雅、また藤姉の説教を聞きたいのか?」
「彩雅さん、よく藤村先生に怒られてるのはサボってたから何ですか?」
「ああ、毎回それで彩雅は説教されてるよ」
「五月蝿い奴だ、眠い時に寝て何が…………!」
そんなことを話ながら正門をくぐった瞬間、身体に妙な感覚を感じた。何だこの妙な違和感は?
「あの彩雅さん、何処か具合でも悪いんですか?」
「……いや、大丈夫だ」
俺の顔色が悪くなった為か、桜が心配したようだが片手を振りながら大丈夫と、とりあえず伝えておく。
この妙な感覚の正体は一体何なのだろうか?
「彩雅本当に大丈夫か?」
「やっぱり何処か具合が悪いんですか?」
「問題ない、ただ眠いだけだ」
見たところ、二人は全く違和感に気付いていないようだ。ただの気のせいなのか、それとも……
考えながら校舎に入り、桜と別れた後俺
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