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どうしてブースターは不遇なんだ!?前編
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・・・頑張ったんだけどなぁ・・・

「はぁ・・・。失敗だ、焦げ目が付き過ぎだ・・・」

俺の前の容器には表面が黒く焦げている部分が大部分のグラタンが置いている。アル姉の好きな物であるグラタンに挑戦してみたのだが・・・。焼き時間をミスってようで焦げてしまった・・・。あちゃ・・・これどうしよう

「俺が処分するか・・・結構量あるけど」
「ジン・・・キッチンに立ってどうしたのですか・・・?」

びくぅぅ!!?後ろにはアル姉がぁあ!?グ、グラタンを隠させねば!!

「い、いやぁ・・・父さんが母さんにお仕置きさせれてるから代わりにご飯を作ってみたんだよ・・・」
「またですか・・・全くお父さんには困った物です。ってジン!?これ本当にあなたが全部作ったんですか!!?」

アル姉はテーブルに広がっている料理を見て驚いてる、そりゃまあ8歳児が作った料理には見えんよな。前世?の記憶のお陰です、これでも前世は一人暮らし長かったし。両親は殆ど出張でいなかったし。

「これは凄い・・・。ん?このチーズのような香りは・・・ジン、貴方の後ろには一体に何があるのです?」

やっべぇ!?

「い、いやこれは・・・チーズをちょっとね・・・食べられるような物じゃないからさ!僕が責任もって食べるから!!」
「そう言われては気になりますね、よいしょ」
「うわぁ!?」

あっさり持ち上げられたぁ!?これが8歳児の体重という物かぁ!!

「こ、これはグラタン!?私の為に作ってくれたのですか!!?」
「そ、そうなんだけど・・・焦げすぎて失敗しちゃって・・・姉さんに食べて貰えるような物じゃないよ・・・」
「・・・(カチャ、パクッ)」

ってオィィィィイイイイイ!!!??普通に食ったよこの人!食べるなっていうとんのに食いやがったで!?駄目だって!!


私は弟のジンが作ったというグラタンを口に運んだ。確かに表面の大部分は焦げている、でも・・・中身は一級品、とても美味だ・・・。

「・・・美味しいですよ、本当においしいです」
「え・・・?そ、そんな訳ないよ。失敗作なんだよ・・・?」
「ジン、そんな焦げ目なんて味を損ねないのですよ。料理の味を決めるのは、作る人の心が篭っているのかです。このグラタンには貴方の思いが沢山詰まっている。とっても美味しいですよ、有難うジン。朝からこんな美味しいグラタンを食べさせてくれて」

私が笑顔を見せるとジンは顔を赤くしてそっぽを向いてしまいました。本当に可愛らしい・・・。ちょっと悪戯したくなって来ました。強く抱きしめてっと

「ア、アル姉?」
「感謝の気持ちです」

そのままジンの頬にキスをしてみました。・・・なんて柔らかいんだ・・・。癖になりそうです・・・

「〜〜!!!??は、離してアル
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