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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第25箱 「いたいっ いたいっ いたいよーーっっ!めだかちゃんっ!!」
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い。

本当に……嬉しいんだ。

それに申し訳も無い。

だから……。


「言わないわけには…いかないね… とりあえずは…」


劉一は、そう呟く。





で!あることを思い出した!




「……おっとその前に!日向に木刀返さないと、あれ 多分自分のだと思うし!僕、普通に道場の置き場に片付けちゃったし。」

劉一は、そう言って、木刀を取りに剣道部のほうへ…





ん?現実逃避じゃないよ!!

ほら…あれだよあれ…  苦笑

剣道少年にとっては、木刀って宝じゃん?






「さぁっ…行こっと………。」

すたこらと 剣道場へ向かった。

















そして、丁度その時。

「くそ… 御神劉一… っ無茶苦茶じゃねーか!なんだよ…あれ… 剣道で… 僕を…」

日向は壁にもたれかかりながら、歩いていた。

あの瞬速の3連撃を受けちゃった日向は歩く事が出来るまでには回復したようだった。

「…アイツ……いっつもいっつも、不知火の奴に、服従してんのに… 反則だろっっ!!……だが!」

そう言うと日向は気合を入れなおし、拳を握る、

「絶対に!!このままじゃすまねぇ!! いつか ギッタンギッタンにしてやるぜ!!」

グググ…っと拳を握り締める!!

リベンジオーラをバンバン出す!

その背後で……。


「……ん?いつかって、言わず 今でもいいよ?僕は、」


いつの間にか、日向のすぐ後ろで、劉一が立っていたのだ。

「ひええええ!!おっ おまえ!!!」

日向は思わずびっくりして 後ろに倒れこんでしまった。

「え……っと。僕としては、そこまで驚かすつもりじゃなかったけど……。 まあいいや、はい!これ。」

劉一はそう言って倒れてる、日向に木刀を返す。

「ッツ!!」

武器を、木刀を向けられたと思った日向は一瞬ビクつくが、それは勘違いと言う事に気が付いた。

「……これ 君のだろ?手入れも剣道場にあったやつより遥かにいい。本当に手入れも良くやってるみたいだ。何だか、惚れ惚れしちゃうよ?この木刀。よっぽど剣道好きなんだね?ちゃんと持って帰りなよ。」

劉一はそう言うと日向に背を向ける。

帰るようだった。

だけど……。


「まっ… まちやがれーー!!じょーとーだ!!今からリベンジだぁーー!!」


日向は、そう言って…木刀を振り下ろす!

なぜなら、相手は丸腰!!

今なら!!行けるって思ったんだろう。




でも…




“フサァァァ…………”



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