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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter8「罪の証」
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る為、男嫌いという訳でもない。だとしたら自分にここまで献身的に面倒も見てくれないだろし、あのヴェルでも男嫌いではないのだ。
ただヴェルの場合は極度の顔には出ない上がり症で、それに直面した男性も健康食品顔負けの減量を発揮するという副産物付きだが………

「あとこの話は一部の六課の女性陣では大分話が広まってますよ?」

「早いなオイ、流石うら若き乙女のLOVEパワーって言うのか?」

「何だかルドガーさんオッサンくさいですぅ」

「いっ!?」

何となくこういう時はアルヴィンならこう言うんじゃないかと思ってアルヴィンの言いそうな事を想像して言ったらリインにオッサン呼ばわり……報復代わりにルドガーの心の中で今、アルヴィン=オッサンという図式が出来上がった。

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「な、何だ?」

「どうしたのアルヴィン?」

トリグラフの街並みで隣を歩いていたレイアとエリーゼが引きつった顔をしたアルヴィンを不審に思い声をかけた。

「何か今俺の預かり知らぬ所で俺=オッサンという図式が組み立てられたような気が……」

そんな謎の発言をしたアルヴィンに一瞬だけ目を丸くするレイアとエリーゼだか、暫くすると大爆笑。ティポに至っては地面に転がって笑い踊る始末。

「な、何で笑うお前ら!?せめてそこは何か言おうよ!?」

アルヴィンの必死のツッコミが入っても2人は笑うのを止めない。だがその中でティポだけが笑うのを止め、アルヴィンの顔の前で浮遊する。

「もうアルヴィンはー立派なオッサンだよねー!」

「うっせーよ!!」

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「クルスニクがジジ臭いのはともかく、確かにここ最近の主はやてはどこか楽しそうにしていらしゃるのは確かだ」

「リインもそう見えるですぅ!ルドガーさんがオッサン臭いのはともかく」

「………」

暴言?の嵐の中に晒されてもルドガーは決して負けはしない。だって俺男の子だもんという心のスキルが彼の心を支えているのだ。

……そんなスキルあったか?

「かと言ってそう易々我らの主を受け渡す気はないがな」

「おーシグナム副隊長からまさかのウチの娘はやらん発言が!」

「…そういった立場からの物言いではないが、我ら守護騎士は主はやてに仕えその身をお守りするのが絶対なる使命……主に相応しい男を見極めるのも立派な責務なのだ」

「はやてちゃんがリイン達から離れて行ってしまうのはちょっと寂しいですけど、リイン達ははやてちゃんの家族ですから、その時が来たら喜んで祝福するですよ!それが祝福の風の勤めです!」

この2人のはやてに対する想いを聞いていると、心のそこから家族という物が羨ましく思えてきた
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