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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter8「罪の証」
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×印の装飾が施されたカードがカプセルの中で浮遊している。これが例の新デバイスという奴なのだろう。だがここで新たに疑問が浮かんでくる。
「何で2つしかないんだ?」
そう、フォワードは4人にもかかわらずカプセルの中のデバイスは2つしか入っていない。
「ここにある2つのデバイスはスバルとティアナのデバイスですぅ。エリオとキャロのデバイスは2人がデバイスの使用経験が少ないので最低限の基礎フレームと機能だけで渡してましたから、中を少し弄るだけでOKなんですよ」
「どれも最新の技術を投入した最新鋭デバイスです!技術屋としては腕を奮わずにはいられません!」
「あまり暴走して可笑しな機能を加えるなよ」
「わかってますよ♪」
シグナムから待機状態のレヴァンティンを預かり、メンテナンスの準備に取り掛かりながらオモチャを与えられた子供のように楽しそうに話すシャーリーに本当に心からデバイス弄りが好きなのだとルドガーは感じていた。
「ところでルドガーさんはどうして此方にいらしたんですか?」
「ああ、実はな」
腰のポーチから包みに巻かれた懐中時計を取出しシャーリーに見せる。
「うわぁ…いい懐中時計なのにものの見事に壊れちゃってますね……もしかしてこの懐中時計の修理を私に?」
「察しがいいな、ああそうだよ。新デバイスなんて作ってる時にこんな私物の修理を頼むのも心苦しいんだけど、暇がある時にでも直してもらえないか?」
「ちょっとその時計貸してもらっても?」
そう頼まれシャーリーにルドガーは包み事懐中時計を渡す。シャーリーは懐中時計を掴み、全体を余すところなく見る。
その顔は完全に職人の物その物だった。
「んー…破損は酷いですけど、直せない訳でもないですね…材質は解析しないと分かりませんが、まぁ何とかなると思いますよ」
「そうか…それで修理を引き受けてくれるか?」
「勿論ですよ!てか引き受けなかったら私が八神部隊長に睨まれますか」
「はやてが?」
ここで出てくると思わなかった人物の名が出て来て目を丸くするルドガー。何故ルドガーの頼みを断ったらはやてに睨まれるのだろうか?
「え?八神部隊長とルドガーさんって付き合ってるんじゃないんですか?」
「…ちょっと待て」
予想を斜め行く答えが返ってきた。何処をどう見たらその答えにたどり着く?
「だってあんなに仲いいじゃないですか!八神部隊長があんなに異性と話すところなんて見た事もないですよ!」
それが本当だとしたらはやては余程男運がないのか、意図して男を避けているのかと思ってしまう。
後者はないが前者はあり得る。よく自分に冗談混じりで、デートに行こうだの自称超絶美少女(ルドガーからすれば笑)だと会う度に口にしてい
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