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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter8「罪の証」
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る気はさらさらなかった。骸殻の力はもう自分には必要ない…世界を壊す必要はもうない。ならそれでいい……と最初はそう思っていた。だがそうしてしまえば自分が逃げ出してしまうという事に気付いてしまう。この懐中時計はルドガーの…クルスニク一族の業そのもの。捨てると言う事は同時に多くの命を奪ったという罪を忘れるという事になってしまう。ならばせめてその罪を忘れない為にもこの懐中時計は完全な状態で持っておきたい。修復して骸殻の力が戻るかはわからないが、それはもうルドガーにとってどちらでもいい事。ただルドガーは自分を戒める意味で持って時計を持っていたい……失った者達の時の進みを受け継ぐ事……それがルドガーの懐中時計を修復させる理由となった。

「丁度いい、2人供俺と一緒にデバイスルームに行かないか?」

「勿論ですよぉ〜」

「私はかまわない。…ただこの後私と鍛練に付き合ってくれると嬉」

「行くぞリイン」

「あっ、ルドガーさん!」

シグナムの言葉を言い終える前にルドガーはデバイスルームに足を動かす。
リインも慌てルドガーについて行こうとする。

……厄介事にこれ以上関わる前に速やかにその場を去る……何という危険予測能力だろうか。

そして一人残されたシグナムは…………

「……人の話は最後まで聞くものだぞ、クルスニク」

視界に映るルドガーの背に恨めしい視線を送ると、シグナムも2人に合流する為足を動かす。

………気持ちはわからなくもないが、もう少しその騎士道精神は改めた方がいいのではと背後から感じる視線に思うルドガーだった。

--------------

「ヤッホーですぅ、シャーリー!」

「あれ?シグナム副隊長とリイン曹長にルドガーさんまで。どうされたんですか?」

シャーリーからしても珍しい面子だったのか物珍しそうな者を見るような目で突然訪れた来客を見ていた。
「忘れたかフィニーノ?昨日お前にレヴァンティンのメンテナンスをこの時間に頼んだはずだが?」

「あっ!」

目を見開き手で口を押さえるシャーリー。どうやら完全に忘れていたようだ。
そんな様子を見たシグナムは呆れた感じでため息を吐く。

「仕方のない奴だ……」

「あ、ははは、すみません!新人達の新デバイスの設計をしていたら時間を全く見てなくて、つい……」

「新デバイス?」

シグナムに誤っているシャーリーの言葉に興味深い単語が含まれていた事に気付き疑問の声をもらす。

「そう言えばルドガーさんは知りませんよね。実は今フォワード達4人の新しいデバイスを開発中なんです」

「へぇ」

シャーリーはカプセルに入ったそれぞれ2つのデバイスをルドガーに見せる。青いクリスタル型のペンダントと白いカードの中心に赤い
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