魔法先生ネギま!
0273話
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れは確定していたが。
そんなこんなで、この日の歓迎会は過ぎていった。
翌日。いつもの如く欲望全開で目覚めのキスをしようとしたあやかに気が付き、やり過ごし、簡単に身支度をしてから千鶴の作った朝食の並んでいるテーブルの前へと座る。
だが、いつもと違う所が1つ。
「あれ? 夏美は?」
そう、いつもなら俺達と一緒に朝食を食べている夏美の姿が無かったのだ。
「夏美ちゃんなら演劇部の朝練があるとかで1時間くらい前に学校に向かったわ」
「夏美さんも頑張りますわね」
千鶴の言葉に感心したように頷くあやか。
……本当に、こんな所だけを見れば完璧なお嬢様なんだが。
「さて、じゃあ朝ご飯をいただきましょう」
『いただきます』
千鶴の言葉に、俺とあやかは声を揃えてから箸へと手を伸ばす。
今日の朝食は鯖の塩焼き、野菜たっぷり味噌汁、漬け物、昆布の佃煮、キュウリの漬け物、卵焼きといった典型的な和食だった。
朝食を美味しくいただき、千鶴手製の弁当を持って学校へと向かう。
既にこの女子寮でも俺の姿を見て驚くような生徒達は少なくなっており、以前のような注目度は無くなっている。
……もっとも、それでも注目されなくなるという事が無いのがこの寮における俺の異質さを表しているのだろうが。
「ん? ネギと神楽坂だな」
昇降口に入っていくクラスメイトと担任の姿を発見する。その後ろにはローラースケート姿の近衛の姿もあった。
「あら、本当ですわね。アスナさんの事だからきっとネギ先生を粗雑に扱ってるような気がしますわ。ちょっと行ってきます」
こちらへとそう断り、ネギ達……もとい、ネギの後を追い掛けるあやか。
「あらあら、全くあやかったら」
苦笑を浮かべる千鶴に、思わず俺も笑みを浮かべる。
「ま、あれがあるからこそあやかなんだろうよ」
「あ、アクセル君。おはよう」
「ああ、おはよう。きちんと泊めて貰ったか?」
昇降口を過ぎた所であやかを連れたネギと合流し、世間話をしながら廊下を歩く。
「それで、アスナさんが朝早くからバイトに行って、このかさんに朝食を作って貰ったんだ」
「へぇ、近衛は料理が上手いのか」
「うん。目玉焼きとかも僕好みの半熟で……」
俺と会話をしながら歩いていた為だろう、昨日と同じようにドアの隙間に黒板消しが挟まっているのにも気が付かずドアを開け……
「全く、今日もまたこんな悪戯をして。アクセル君とネギ先生のお話の邪魔をするなんて許せませんわね」
それをあやかがネギの頭の上で受け止める。
そのまま教室に入ると、日直の宮崎が挨拶をしてそのまま1時限目の授業である英語が始まった。
まずネギが教科書に書かれてい
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