暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic13魔法少女戦隊でも作っとく?〜The MagiciaN〜
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でも街1つくらい消滅させることが出来て、複数が同時に発動したらそれこそ幾つもの世界が消滅するかもしれないってことで。危ない物だっていうのは判っていたけど、世界が消えちゃうほどに危ないなんて思ってもみなかった。
「少し前に観測したんだけど、一度大きな発動があったでしょ? ソレが、世界を滅ぼす現象である次元震なの。ま、規模はうんと小さくて、1%にも満たない。けど、もしアレが同時に複数起こったら・・・」
シャルちゃんのその話で、ゲームセンターでの魔力の爆発を思い出す。あんなのでも小さいなんて。ブルッと体が震える。想像も出来ない、酷いことになる。以前にもそう言った次元震が起きて、いくつもの世界が消えちゃったってお話をしてくれたシャルちゃん。それを聴いて、私もモニターに映るアリサちゃん達も顔を青くした。
「なのはさん、ユーノ君。アリサさん、すずかさん、セレネさん、エオスさん。これまでのジュエルシード探索、ご苦労様でした。よく頑張ってくれましたね。でももう大丈夫。ジュエルシード探索は、現時刻を以って時空管理局が全権を持ちます。なのはさんとアリサさんとすずかさんはデバイスを返却して、日常に戻ってください」
「『『え・・・?』』」
「そしてユーノ君とセレネさんとエオスさんは、私たちがペリオ氏の所まで送ります。今回の一件に関しては厳重注意で済ますことにしますから、今後、こういった無茶も無理もしないように」
「『『あ・・・』』」
リンディさんから告げられた、私たちのジュエルシード探索の終わり。そのあまりの呆気なさに呆けてしまう。
(どうしよう。私、まだフェイトちゃんに友達になりたいって伝えてない。アルフさんやテスタメントちゃんにも。でもこのままじゃ、魔法を失くしちゃったら・・・)
焦りが溢れ出てくる。魔法を使えるからこそぶつかれる、言葉を交わすことが出来るのに。今まで通り魔法を使って、ジュエルシード探索を続けたいって思いを言わないと、本当にこれで終わっちゃう。
「みなさん、それでいいわね? もう危ない目に遭うこともなくなるし、日常を削ってジュエルシードを探さなくても済むのだから、断る理由はないと思うわ」
リンディさんの言葉が、ユーノ君たちと出逢う前の日々を私に思い出させる。平和だった。痛いことも危ないこともなくて、アリサちゃんやすずかちゃんと楽しく過ごせてた。でもその代わり私は空っぽだった。アリサちゃん達のようにハッキリした将来像なんてなくて、ぼんやりした中を漂ってた。だけど、ユーノ君たちと出逢って、魔法を知って、こんな私でも出来ることがあるってことが判った。
(ユーノ君・・・)
俯いたままのユーノ君を見る。と、ユーノ君も私の方を向いたから目が合った。目で語り合うなんて出来ないけど、今だけはなんとなく
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