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Epic13魔法少女戦隊でも作っとく?〜The MagiciaN〜
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ゃんから「怒るのは心配の裏返し。逃げないように♪」って諭されたユーノ君は、「うん。判ってる」キリッとした表情で頷いた。
通路を歩く中、何も知らない私は時空管理局やアースラって船のことをシャルちゃんに説明してもらった。私の住む世界以外にもたくさんの世界が在るってユーノ君から聞かされていたけど、本当にすごいことに関わってるんだなって、改めて自覚する。

「――でも、シャルちゃんって私やユーノ君とそんなに歳、変わらないよね・・?」

「8歳。で、今年の11月16日で9歳になるんだよ」

「同世代なんだぁ・・・。それなのにすごいな、シャルちゃん。管理局ってところでもう働いてるんだもん」

「しかも執務官って、管理局の中でも結構なエリートじゃないか。もしかして最年少で執務官になったんじゃ・・・?」

「そうなの!?」

羨望の眼差しを向けてシャルちゃんに訊いてみると、「ごめん! 嘘吐いた! 本当は執務官補なの!」って思いっきり頭を下げた。なんで謝られたのか意味が解らなくて、説明してほしくてユーノ君に振り向いてみる。

「執務官の補佐のことだね。未来の執務官の卵って言えばいいのかな。それでもやっぱりすごいことだと思うよ。8歳でそこまで行けるなんて」

「なんだ。シャルちゃんって、やっぱりすごいんだ!」

「あ、ありがとう。いっぱい勉強して、なれたんだ。褒めてもらえて、すごい嬉しい」

照れ笑いを浮かべるシャルちゃんは、やっぱり可愛い女の子だった。そして私たちは、このアースラで一番偉いリンディ艦長さんの居る部屋に着いた。私は失礼が無いように服(シャルちゃんに言われて変身は解いた)をチェック、髪にも触れて、乱れていないかを確認。

「大丈夫。可愛いよ、なのは」

「うぇ? あ、え、ありがとう」

ハネてたらしい私の髪をシャルちゃんが撫でて直してくれた。ボッと顔が熱くなっちゃうのが判る。シャルちゃん、さっきと違ってなんか男前だ。

(それにしてもどうしてシャルちゃんはこんなにも私のことを親しんでくれるんだろう?)

まるで以前から私たちが知り合いだったかのよう。そういう私も、なんとなくシャルちゃんとは前から知り合いだったような気がする。

(不思議な感じ。こんな気持ち、初めてだ・・・)

そう思ってるところで、シャルちゃんが「リンディ艦長。来ていただきました」と一歩踏み出すと扉が横に開いた。まず目の前に飛び込んできたのが「野点・・?」お茶の席とかで見る、アノ野点だった。あと盆栽や鹿威し(ししおどし)があって、どこからともなく小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
ハイテクな機械とそんな日本文化のミスマッチな部屋の中に、

「お疲れ様、イリス。そして、そちらのお2人にはようこそ♪ 当艦船、アースラの艦長をしてい
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