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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic13魔法少女戦隊でも作っとく?〜The MagiciaN〜
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に見合う報酬くらいは受け取れるんじゃないか!?」
まぁ、当然の主張か。フェイトの様子を思い返す。感情を抑え込まれ、戦闘意識だけが強化されている。精神干渉系の術式を扱える“エグリゴリ”は、闇黒系のレーゼフェアだけなんだが。調べてみると、確かにレーゼフェアの精神干渉系の術式が、フェイトの脳に施されていた。とりあえず名前は出さずに「グランフェリアが誰か連れてきたことは?」と訊くと、アルフは首を横に振った。
「(ということは・・・)グランフェリアから何か貰った?」
「何かカードのようなもんを貰ったよ。フェイトのおでこに張り付けた後、なんか呟いて、そんで剥がしてた」
術式をカード化した、ということか。神器作成能力の一種と見ていいな。
「もう一度診てみよう」
フェイトの眠る寝室へ入り、ベッドに横になっているフェイトの顔を覗き込む。私がフェイトに余計なことをしないかと警戒しているアルフに、「グランフェリアのことで知っていることを全部教えてほしい」と告げる。だがアルフは口を噤む。まさか「なにかと取引き?」と訊くと、アルフはコクリと頷いた。足元を見られているな。しかしこれはこれで良い展開だと思い至る。
「グランフェリアの情報の代金として、未回収のジュエルシードの在処を教えよう」
組織力を得、しかもイリスが加わったことで戦力的にも負けている今、この子たちに必要なのは確かな情報だ。なのは達が集め出すより早く、フェイト達に回収してもらいたい。その方が都合がいい。
「はあ!? それ、本気で言ってんのかい!? あんたもジュエルシードが欲しいんだろ! だって言うのに、そんな敵にジュエルシードの在処を教えるなんて・・・あっ、罠じゃないだろうね!」
「違う。私にとってジュエルシードよりグランフェリアの方が重要だから、だ」
「・・・いつも余裕そうなあんたがそんなに感情をむき出しにするんだから、よっぽどグランフェリアと何かあったようだね」
「ノーコメント。で? 悪くない話だと思うけど、どうする?」
「そうは言っても、あたしだってアイツのことなんかあんまり知らないよ。ただ、何度か模擬戦をしてもらったことがあるくらいだ。雷槍何たらって魔法も、そん時に形だけ教えてもらった感じだよ」
あの子と模擬戦か。フェイト達との初戦で感じ取った妙なアルフの落ち着き払いは、グランフェリアとの模擬戦が影響していたんだな。それからいくつかアルフから情報を貰ったが、確かに目ぼしいものはなかった。今度は私の番だと、残りのジュエルシードの在処をアルフに伝えるんだが、「お、憶えきれない・・!」頭を抱えた。
「じゃあ何か紙を用意!」
性別を偽る演技を続けるのが辛くなってきた。早くはやての家に帰って、あの子の作った料理を食べ、ゆっくりと休
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