暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic13魔法少女戦隊でも作っとく?〜The MagiciaN〜
[11/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「え、僕?」
「ん。じゃあユーノ。ちょこっと失礼するよ」
シャルちゃんはそう言ってユーノ君自身に耳を両手で塞がせて、その上から自分の両手を重ねた。二重の耳塞ぎ。そして改めて、「はい、理由は何?」って尋ねた。
『ユーノにもっと尊敬してもらいたかった。私たちの方が年上なのに、ユーノの方が頭も良いし魔法の腕だって良い』
『ユーノに気付かれずにジュエルシードを集めて、詰まったところで姿を現して渡す。そうすれば、私たちのことをもっと尊敬してくれるって思ったの。結局、アリサとすずかを巻き込んじゃう形になって、申し訳ないって思ってる』
『そうだったんだぁ・・・へぇ〜』
『それって、なんて言うか・・あれ、だよね・・・』
アリサちゃんとすずかちゃんはその理由に何か思うようなことがあるみたいなんだけど、私にはサッパリ。見ればリンディさんも「いいわねぇ、初々しいわぁ♪」なんか機嫌が大変よろしいです。シャルちゃんも「そうなんだぁ」って面白いことを聴いたって笑顔になっちゃってる。
解っていないのはどうやら私だけみたい。なんか疎外感を感じちゃう。そんなみんなの様子に、セレネちゃんとエオスちゃんは『もう! だから話したくなかったのに!』ってジタバタ暴れる。
「とにかく一応、全員の理由を聴いた。そのことを踏まえて結論を出す。リンディ艦長、わたしからもお願いします。この子たちを、一時的な民間協力者として手伝わせてあげてほしいんです」
「イリス・・・?」
「なんと言うか、ここまで来たら最後まで見届けてほしいと思ったんです。ここまで関わっていおいて、今さら全てを忘れて日常に戻れって言っても無理があるかと」
ユーノ君から離れたシャルちゃんが私たちの味方になってくれた。それに『ちょっと言い方が癇に障るかもだけど、ちょっと我慢してね』ってわざわざ念話をくれた。
「ジュエルシードの暴走体との戦闘と封印、他魔導師――フェイトとその使い魔、アルフ。そしてテスタメントとの戦闘でも役に立つと思います。先ほどモニターした限りではなのはの魔力や射砲撃は目を瞠るものがあります。わたしとクロノの2人だけで十分かと思ってましたが、テスタメントには嫌な感じがするんです」
クロノ? 誰のことだろう? でもきっとシャルちゃんみたいに強い人なんだろうなぁ。シャルちゃんは「それに」って前置きして、リンディさんに耳打ちし始めた。
「ジュエルシードの運搬船を襲撃した何者かが現れるかもしれません。ソイツと衝突するとき、わたしやクロノがジュエルシードの封印で疲れていてはダメです」
ん? なんか物騒な話をしてる? 聞き取れないけど、リンディさんの雰囲気からそう感じる。リンディさんはシャルちゃんのヒソヒソ話に納得したみたいで、「そうね」って頷い
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ