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スーパーヒーロー戦記
第76話 天駆ける竜の輝き
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た表情を浮かべている。
【目が覚めたんじゃなリョウ君。ならば、今からゲッターロボに搭載した新兵器を使う時じゃ】
「え? 新兵器ですって!?」
 初耳であった。どうやら自分が眠っていた間に搭載してくれていたようだ。
【その名もシャインスパーク! ゲットマシン三機のエネルギーペダルを同時に踏み込む事で限界までエネルギーを発揮し、敵にぶつけるゲッターロボ最強にして最後の必殺武器じゃ】
「そんな武器が―――」
【じゃが、これを使うには三人同時にペダルを踏み込まねばならん。1秒でもタイミングがずれればエネルギーはチャージされん。リョウ君、こんな事を君に言うのは酷かも知れんが、全てを君達に委ねる】
「任せて下さい! 必ず成功させて見せます!」
 竜馬が豪語する。恐るべき新兵器がゲッターロボには搭載されているのが分かった。後は、それを実践するだけだ。
 軽く息を整え、竜馬は通信モニターをONにした。
「ハヤト、ベンケイ、行けるな?」
「人の心配する前に自分の心配をしな」
「俺は何時でも行けるぜ。やろうぜ!」
 満場一致だった。これで良い。後はやるだけだ!
 決意を胸にゲッターロボは前に躍り出た。
「りょ、リョウ君。何をする気だ?」
「奴を倒す。今の俺達にはその方法があるんだ」
「何だって!?」
 竜馬のその言葉に甲児は驚かされる。無論、それを聞いていたヒドラー元帥は高笑いを浮かべているのだが。
「何を言い出すかと思えば。恐怖に気でも狂ったか?」
「狂ってるかどうか、貴様の目で確かめるが良い!」
 ドラゴンが上空へと高く飛翔する。三人がペダルに足を掛ける。タイミングの誤差は僅か1秒でもずれては駄目だ。一瞬のタイミングが必要なのだ。
 緊迫の空気が流れる。何時でも踏めるように足に力を込める。
「行くぞ、ゲッターシャイィィィン!」
 竜馬の叫びと同時に三人がペダルを踏み込む。突如、ゲッターロボの体が眩い閃光に包まれた。凄まじいエネルギーであった。正しくゲッターロボの全エネルギーの集合体とも言える光景でもあった。
 これこそがゲッターロボの最終兵器なのだろう。
「な、何だあの光は?」
「す、すげぇ……あれがそうなのか?」
 ヒドラー元帥は勿論、甲児もその光景に驚いていた。そして、その光を纏ったゲッターロボが真っ直ぐにメカ要塞鬼へと突っ込んで行く。
「これでトドメだ! シャイィィィンスパァァァァク!」
 ゲッターロボの纏っていた全エネルギーが容赦なくメカ要塞鬼へと叩きつけられた。纏っていたバリアなど全く無意味だ。それごとブチ破りメカ要塞鬼を光に包んでいく。
「ば、馬鹿な! 無敵のメカ要塞鬼が……ブ、ブライ大帝! グラー博士! 後は頼みます! 百鬼帝国、バンザアアアアアアアアアアア―――」
 マジンガーとゲッターの前でメ
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