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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第24箱 「しくしくしく……… ううぅぅ……… (涙)」
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呟く…。


「「「?????」」」」


当然、何のことか分からない…様子の皆さん…。

そしてさっきのプレイ?もよく分からなかったから、この後がどうなるかもわからない。

この後の恐怖も。



「…まぁ…今回はこれくらいで…だな。明日また出直すとして……。ふむ、よかろう。では貴様達今日は素振り100万回だ!!」



そう、地獄の強化合宿の始まりだった。


「はあああ!!!むちゃくちゃだろ!昨日より3ケタ増えてる!!今日中に終わるのかよ!!」

これはもう講義!!桁が半端ないしね〜 苦笑

「貴様達!邪魔したから特別にボーナスステージを設けてやったのだ!当然だ!!」


(((なんだよそれーーー!!)))



そして…





≪ぎゃああああああああああああああ!!≫




マタマタ…昨日と同じように部員さんたちの悲鳴が道場に木霊していた…。












善吉 side




で… 善吉はというと。

あの恐怖の100万回素振りからは逃げ出せたものの、不満が募っていた。

(劉一の件はとりあえず置いといたとしても…(いいのか?)剣道部の連中見てると これじゃまるで 俺が間違ってるみたいじゃねーか)

善吉は本当は、めだかちゃんに…めだかちゃんを否定しようとしてきたんだった。

みんなお前見たいに才能に恵まれてるわけでもない!

絶対にいつか痛い目見ると…

しかし、実際はあの3年生達はなんだかんだ文句言いながらも… 更生しないと言いながらも…

道場に戻ってきていた…。(多分今は死ぬほど後悔しているかもだが……。)

だから自分が間違ってるみたいと感じたようだ。

そして。生徒会室での言葉を思い出していた。



【私には貴様が必要だから そばにいてほしいだけなのだ】といわれた言葉を。



「ち…馬鹿げてる…」





アイツにオレが必要だったことなんかない、思えば昔から気付けば人の上に立つ奴だった。その圧倒的なパラメーターゆえに絶対王政さながら振る舞いゆえ妬まれながらもやつかまれながらも清濁併せ飲むその見事な生き様に結局は誰もがアイツを好きにならずにいられなかった…たとえどんな痛い思い、痛い目を見たとしてもきっとあいつは意にも介さず それからも…同じように生きていくのだろう。
本当はわかってんだよ!
間違ってるのは確かに俺なんだ。



善吉の回想、想いだった。

自分が間違っていると思ってても、そう言ってしまった事に後悔を隠せないみたいだった。



しかし。この場ではそれは致命的だった。



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