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神々の黄昏
第一幕その五
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ュンヒルテもそれを受け取って答えた。
「最高の宝としましょう。指輪の代わりにこの馬を」
「その馬を」
 白馬であった。それが二人の前に出て来たのである。
 ブリュンヒルテはジークフリートにその馬を見せながら。さらに話すのだった。
「グラーネを」
「グラーネ」
「そう、このグラーネを」
 それをだというのだ。

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