序章 出会い
第9話 まさかの恋敵!?
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のが聞こえた。不思議に思ったけど、それよりも不思議に思った事があった。
ユ「でも、どうしてそれが私に関係してるの?」
ジュビアっていう人がグレイの事を好きになる事に、加入したばかりの私が関係してる訳無いのに・・・何で?すると、ルーシィはウィンクをすると、
ル「ジュビアの“恋敵”だ・か・ら♪」
ユ「・・・・はい?」
しばらく、ルーシィの言ってる意味が理解不能だった。そして、やっと理解できた時は、
ユ「えぇーーーーーーっ!?」
またその場で飛び上がっていた。再びギルドにいた人の視線が私に集まる。
ル「ジュビアはグレイと仲良くしてる女の子を見ると、自分の恋敵だと思い込んじゃうのよ。私も何回も勘違いされたわ。」
ルーシィも、ジュビアっていう人の恋敵なの?そんな事を思っていると、背後からカツ、カツとブーツの踵の音が聞こえた。
?「ルーシィさんの言うとおりです。」
ユ「ひょわぁっ!」
ル「ジュ、ジュビア!?」
驚いて後ろを振り返ると、外側にくるんとカールした青色の髪の毛に色白の肌、青っぽいコートに茶色いブーツを履いた、当の本人であるジュビアがいた。やっぱり噂をすれば影が差すんだね。ジュビアは私に指を突きつけて、
ジュ「ジュビアの恋敵ィ〜!」
と言い放った。・・・って、違うんだけどっ!
ル「じゃ、じゃあ私はお邪魔みたいなので・・・さ、さよならぁ〜!」
ユ「えっ!ちょ、ちょっとルー」
ルーシィを追いかけようとしたら、目の前に大きな目を更に大きく見開かせたジュビアの顔が私の顔を覗き込んできた。
ジュ「逃げても無駄ですよ。」
ユ「は・・はい・・・」
こ、怖い・・・
ジュビアはさっきまでルーシィが座っていたところに背筋を伸ばして座ると、
ジュ「それで、グレイ様とはどんな関係なんですか?」
猪突猛進に聞いてきた。気のせいか、ジュビアの握り締められた拳が少し冷静さを失っているように小刻みに震えている。ていうか、「関係」って言われても・・・そんな親密な関係でも無いし、私はまだギルドに加入したばかりだし。
ただ、私がグレイに対して今思っている事は、
ユ「恩人・・・かな?」
気を失っているところを助けてくれたからね。これは本当に感謝感謝です。ジュビアは目を少し細め、怪しそうに私の顔を覗き込むと、
ジュ「本当に、それだけですか?」
私はゆっくりと黙って頷く。これは正真正銘の事実。まだギルドに入ったばかりだし、話したり戦ったりしたくらいだからね。ジュビアはしばらく私の顔を見つめてから、スクッと立ち上がると、少し顔を赤らめて、また私に指を突きつけつけると、
ジュ「グレイ様は、あなたにも、ルーシィにも他の方にも、ぜぇーーーーーっ
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