二十三話
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今回の行動の理由を説明して貰うわ…でないと、納得出来ないでしょうから」
「…承知しました」
「直ぐに連絡を送ります」
「皆勝手に兵を動かさない事、これに逆らう者は斬刑に処すわ、良いわね」
その言葉で解散し全員、万が一に備え、出来る限りの兵力を陳留に集めた。
そんな中、春蘭が如水に話しかけてきた。
「なあ如水、華琳様の前で言ったのはどういう事だ簡単に説明してくれ」
「いいですよ、要するに後ろから攻撃されたら袁紹も嫌だという事です」
「なんだ、そう言う事か」
と言って上機嫌で去って行った。
「…戦いにおいての心構えは変わった様だか、単純さは相変わらずか。まあそれでこそ筆頭将軍が務まるのだろう」
如水は自分は死にかけて変わった所もあるが、どうやら今でも自分の性格の根本は変わっていない事を考え、春蘭も似たようなものだろうと思った。
翌日
袁紹軍が去った後、華琳は程cと郭嘉の二名を城に呼んだ。如水が驚いたのは、その二人が昔、この世界に来た時に助けてくれた三人の内の二人だとわかった。
「お久しぶりです、あの時は命を助けで頂き有難うございました」
「いえ、私達は何もしていません」
「そうです〜。それにあの時のお兄さんが空の奇術師とは思いませんでした。今度、華雄との戦いの事を教えて下さい」
「この二人がいつぞや貴方を助けた、旅の者ね。まあ、雑談は後にして、程cと郭嘉の意見を聞かせて」
二人の言った事は如水や華琳の憶測したとおりだった。
「まさか、そこまで見抜かれているとは思いませんでした。流石は曹操様ですね」
「はい、しかし御二人と同じ考えを持てた事を誇りに思いたいです」
「謙遜しなくていいわ、それより今後二人は城に戻らず私の軍師として働きなさい。二人共、真名は」
「風と言います。ぜひ喜んで」
「稟と言います。身に余る光栄、必ずや期待に答えましょう」
「私の事は華琳と呼びなさい。それと、二人共。治政には詳しい?」
「はい〜」
「書で読んだだけですが自身はあります」
「なら、桂花と詠と共に文官としても務めなさい。以上解散!」
会議が終わった後、風と稟が如水に話しかけてきた。
「お兄さんが、天の遣いですね。今じゃ、水色策士、空の奇術師と呼ばれていますから、そんな方と一緒に働けて嬉しいです。どうか真名で呼んで下さい」
「私もです、稟とお呼び下さい。伝え聞く、如水殿の采配。まじかで見れるとは曹操様に仕える事と並ぶ光栄です」
「有難うございます。しかし風。お兄さんは止めてくれませんか」
「何故ですか?」
「私は妻も子供も居ますし、その息子も子を持ち。私には孫も居ますのでその呼び方は少し、抵抗がありまして」
如水の発言にその場に居た全員が混乱し、華琳ですら凍りついた。
「その若さで孫が居るので
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