序章 出会い
第7話 氷の少女
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れを聞いたマヤは、顎に手を当てると、
マ「ユモス、か・・・うーん、ちょっと呼び辛いなぁ〜。よしっ!今日からユモスのあだ名は“ユモ”だっ!」
ユ「・・・えっ?」
おいおい、突然何を言い出すかと思えば、初対面の人のあだ名を勝手に・・・
ユ「私は“ユモ”で良いですよ。」
まっ、当の本人は気にしていないからいいか。
ナ「敬語なんて堅苦しいから止めようぜ。それより、ユモの魔法ってなんだ?」
あいつ、さっそく「ユモ」って呼んでやがる・・・
ユ「私は、静の氷の造形魔法を使いま・・・じゃなくて、使うよ。」
グ「なぁ〜にぃ〜〜〜!」
驚きのあまり俺は大声で叫んでしまった。
ユ「えっと、私、変な事言いま・・・じゃなくて、言った?」
ル「驚くのも無理もないわ。グレイも氷の造形魔法を使うのよ。」
ユ「へぇ〜、偶然です・・・じゃなくて、偶然だね。」
ユモが小さく微笑みながら言った。
その時、ドクンッと心臓の音が大きくなったのが聞こえた。な、何だ今の?
エ「同じ魔法を使う魔道士なら、お互い戦った方がいいんじゃないか?」
リョ「おぉ〜!エルザ、ナイスアイディア!」
おいおい、何か勝手に話が進んでねぇか・・・?ていうか、「ナイスアイディア」なのか?
そんなこんなで、俺とユモが結局戦う事になっちまった。って、あれ?いつの間にか俺も「ユモ」って普通に呼んでいる。
エ「グレイ、ちょっと来てくれ。」
外に出ようとしたら、なぜかエルザに呼び出された。俺、何か悪い事したか?でも、エルザの他にもなぜかリョウもいた。この様子だと、怒るんじゃねぇみたいだな。
グ「何だよ、2人して俺を呼び出して?」
リョ「グレイ、よく聞けよ。」
リョウはそう忠告してから、一度話を区切ると、
リョ「ユモと戦う時気をつけろ。」
グ「・・・はっ?」
俺はリョウが言ってる事に対してすぐに理解する事が出来なかった。
エ「ユモはかなり実力のある魔道士だ。魔力もかなりある。気を引き締めて戦え。」
リョ「んじゃ、期待してるぜ。くれぐれも、気を抜くなよ。」
それだけ言うとエルザとリョウは立ち去っていった。俺はしばらくその場に呆然と立ち尽くしていたが、ユモとの勝負がある事を思い出し、慌ててギルドの外に出た。
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