第十五話 狂乱の始まり
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殺しはしません。ただ、少し眠って頂けるだけです」
男はそう言うと、左手に持っていた本を掲げる。
次の瞬間、私の周りを囲っていた怪物達が、私目掛けて一斉に襲い掛かってきた。
私は剣を構え、スキルを発動させる事が出来ず、ただ剣を前に突き出したまま。
あまりの恐怖に足が竦み、体が動けなかった。
やられる。
私はその一瞬の間に理解した。
確証はないが一目で分かった。
これが私の最後かもしれない。
「――――――――」
逃げ出す事も出来ない。
私はその瞬間を、ただ待つ事しか出来なかった。
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