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第三の邂逅
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てくる。

「今度はなんだ?目的に新しいのが追加されたんだけど……」

「見せてくれ」

 ゲツガはそう言って少女からチケットを取る。そこには目的にと書かれていた。

「今度の目的は、アリスの主人とともに城に向かえ……か……SAOに城なんて……あっ、城ってこのアインクラッド自体のことか?」

「違うんじゃないか?それだったらこのアインクラッドのどこに向かえばいいって言うんだよ」

「まあ、そうだよな……」

 ゲツガはSAO内に城があった考えるがゲツガが今までいた世界には城なんてアインクラッド意外にはなかったと思うというより見ていない。近いといったら聖竜連合の本部ぐらいだろうか、それか紅魔宮というまだ見たことのない場所のことだろうか。

「城ねぇ……私はあそこぐらいしか思い浮かばない」

 それを聞いたゲツガはその女の子に聞いた。

「城を知ってんのか?それなら場所を教えるついでに着いてきてくんない?」

「何で私がそんなめんどくさいことをしなきゃいけないんだよ」

「頼む、俺も帰りたいんだよ。元の世界に」

「その話しに私が信用するとでも思ってるの?大体、別世界から来たなんてファンタジー過ぎるし、ありえない。ここはゲームの世界だけど、そんなことがありえると思うのか?」

 確かにこの女の子の言うとおりだ。まずは、この世界の人物ではないことを証明しなければならない。そのことを考えた瞬間、溜め息を吐きたくなる。

 リクヤのように普通に助けてくれたらよかったのだが、フブキやメルムと同じく警戒のほうが強いようだ。

「ああ、また生命の碑まで行くことになるのかよ……」

 ゲツガはまた下まで行くことに対して溜め息を吐いてしまった。

「なら、証明するためには生命の碑までいかなきゃならないからついてきてくれ」

「めんどくさい」

「まあ、そうだよな」

 ゲツガはさすがに警戒されている状態でついてきてくれなんて普通だったらこうなる。

「だけど、私の知らないイベントがあるなんて面白そうだから協力してあげる」

「……まじ?」

 さすがに何回か説得しなきゃならないと思っていたが意外にもすぐに了承してくれた。これにはゲツガも少し唖然としながら聞き返した。

「いいって言ったんだよ。私からパーティーを組むのはそこまでないと思ったけどこんな面白そうな奴だったら参加する」

 そう言ってフードを取った。

「私はミナト。しばらくの間よろしく」

「ああ、俺はゲツガって言うんだ。よろしく」

 これが二人の邂逅だった。

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