第二十二話
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ディアはまず、怯んで後退したストーンゴレムに向かって走り出す。
「はぁ！せいやぁ！」
ディアの戦い方は今までと全然違う動きになっていて、速さと力も前より上がっており、ストーンゴレムを何度も攻撃される前に切りつける。
そのまま高く跳躍する。
双剣を空に掲げると、落雷が双剣に落ち、青色の光と稲妻が双剣に宿る。
「襲爪雷斬！！」
そのまま落下をすると、左手の剣で頭上からストーンゴレムの体を切り裂き、着地と同時に右手の剣で思い切りなぎはらう。
とてつもない威力により、ストーンゴレムはそのまま吹き飛ばされ方膝をつく。
「凄い・・・力が溢れる、今は負ける気がしない・・・」
自身の右手を見ながらそう呟くと、もう一体のストーンゴレムが接近してくる。
ディアは眼を瞑ると、ディアの足元に紫色の魔方陣が現れ、魔術の詠唱を始める。
「喰らえ、闇の力・・・亜空間の中で消え去れ・・ネガティブゲイト！！」
魔術の詠唱が終わり、眼を開けると同時に、亜空間が現れ、ディアに接近していたストーンゴレムと倒れているストーンゴレムを飲み込む。
亜空間に飲み込まれた二体は、体の部分がどんどん砕けていき、亜空間が消えた頃には二体ともボロボロになっていた。
そのまま休むことなくディアは弱っている方のストーンゴレムに接近する。
「まだだ！閃闇裂破刃！！」
双剣を闇の力が包み込むと、そのまま目に見えない速さで、連続突きを繰り出し、最後の一閃を受けるとストーンゴレムは身体中が穴だらけになり、動かなくなる。
「まずは一体！」
ディアは拳をぐっと握りしめ、もう一体のストーンゴレムを見据える。
ストーンゴレムは少し怯むと、やけになったのかそのままディアに向かって突進してくる。
ディアはストーンゴレムが突進してくると、剣を一本鞘に戻す。
「闇の力、開放！」
そう叫ぶと、黒色に染まった左目から闇のオーラが現れ、もう一本の剣を包み込む。
闇のオーラが剣を包み終わると、ストーンゴレムはディアの目の前に到着しがむしゃらに腕を振り回すが、ディアはそれを全て紙一重でかわす。
それに苛ついたのかストーンゴレムが力任せに地面を殴り、腕が地面にめり込み、隙ができた瞬間、ディアは闇を纏った剣をストーンゴレムに向かって大きく降り下ろし、さらに連続で体を切り裂く。
「魔王！蓮華覇！！」
最後に剣をストーンゴレムの体に深々と突き刺すと、そのまま後ろに後退し鞘に収めた剣に手を伸ばし、抜刀の構えをとると、ディアの影が二体、ディアの左側と右側に現れる。
「刹那！！！」
いきなりその場所から消え、ストーンゴレムがディアを探していると、体に刺さっていた剣が無くなっていて、変わりに影で作られた剣が体を貫通していた。
すると、ディ
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