二十二話
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
公孫賛の負けだろうが彼女は烏桓族の押さえとなっている。袁紹が考えなしに公孫賛を攻め潰せば何が起きるかわからないと思い手を打っておこうと考え、華琳の許可を取りある場所に向かおうとした
「袁紹に対しての何か考えがあるのね」
「ああ、その前に一つ聞きたいが、袁紹が河北四州を手に入れたら次は隣接する、劉備と君のどこに向かうと思う」
「間違いなくここね、あいつは小さな宝箱と大きな宝箱どちらを選べと言われたら、迷い無く大きな方を選ぶわ」
「そうか、予想どうりだが。…君はどうなんだ」
「もちろん両方奪うわ。貴方は」
「私はその奪い方を考える方が好きだが、宝箱そのものには余り興味が無いな」
「ほとんど変人ね貴方」
「強欲な君程じゃない」
主従二人が笑い華琳は如水の長期の留守を許し、その場での全権を与え向かわせた。
烏桓族集落
如水ははるばる烏桓族の集落に訪ね、曹操に協力する様に頼んだ。
その為の品物と如水の人柄を気に入り彼らは一族を挙げて曹操に味方すると約束してくれた。
そして今までの者らと違い力を借りるだけでなく、こちらの身の安全の保証と自治権を公認してくれた事に感謝し、いずれ胡を挙げて曹操に味方すると伝えて欲しいと言って来た。
華琳私室
無事帰ってきた如水を労う為、華琳は私室に呼び食事を共に取った。
「上手くいったみたいね」
「ああ、私が異民族というのも関係しているのだろう」
「それだけじゃないと思うけど、でもこれで麗羽を牽制出来るわね」
「ああ、そうなれば袁紹といえど上手く動けんだろう」
「ご苦労様、明日、一日休んで良いわよ」
「そうか、では久しぶりに休ませてもらおう」
翌日、如水は凪達の出身の里に入り、村夫子の様に子供に文字を教えたり、一緒に遊んだりして過ごした。そして、三人の家族に活躍を報告し食事をご馳走して貰っていた。
夕方になると城から凪達が迎えに来た為惜しまれつつも城に戻った。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ