TURN73 思わぬ復活その七
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かった。
「謎が多いな、しかしだ」
「しかし?」
「しかしとは」
「戦局は大きく変わる」
ゾルゲは鋭い、剣の様な光をその目に宿しながら言った。
「ドクツは蘇る、ドクツの動きがまた欧州の台風の目になる」
「ではこのままですか」
「また欧州での死闘がはじまりますか」
「そうなる可能性が高い」
ゾルゲはこう読んでいた。
「太平洋に兵を進めることは不可能になるか」
「ロリコフ博士が妙に張り切っておられましたが」
「それはなくなりましたか」
「そうなるだろう。では我々も去ろう」
「はい、それでは」
「今より」
秘密警察の者達もベルリンを後にするしかなかった、ゾルゲはレーティアが密かに脱出に使った港からベルリンを発った、その彼と入れ替わりにヒムラーはベルリンに入った。
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