第四話 地を這うアッパー!ジェットアッパーさく裂!
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ータに表示した。
「いい・・・次のアルゴの事なんだけど・・・虎・・・あんた負ける」
「は?何で?」
データをはじき出して早々負けを宣言されてしまう大河。
すると澪はその理由を話し始めた。
「相手のアルゴは前に奇策でペガサス光牙とライオネット蒼摩の妨害行為を行った・・・それで失格になったけど・・・聖闘士の事もロクにわかんないあんたじゃ対処しきれないでしょ・・・だからあんたが負ける」
「おいおい・・・やってみないとわかんねぇだろ」
「あんたのような馬鹿じゃ勝負は火を見るより明らかよ・・・それにこの試合に勝てばシルバー聖闘士の資格を得られる・・・しかも今回はシルバー聖闘士も参加するって話だから怪我する前にやめときなさい」
どう考えても勝たせる気があるのか澪の計算に対していらっとする大河。
すると突如凄まじい爆音が響き渡った。
「何だ!?・・・!?」
爆音に驚いた大河が廻りを見ると石塀が爆発を起こし大河と澪に振ってきた。
このままでは二人とも下敷きになってしまう。
容赦なく降ってくる大粒の石が凄まじい砂煙を起こすと周り中煙だらけになった。
その様子を見るアルゴの姿が・・・
「へ・・・これで第一回戦はいただきだぜ」
この事態を起こしたのはアルゴであり大河を試合前に怪我させ欠場させようと企んだのだ。
確実に大河を負傷させたと確信したアルゴはそのまま試合会場へ向かった。
徐々に砂塵が晴れ始めると澪がつぶっていた瞼を開いた。
「・・・けほ・・・けほ・・・なに?・・・虎!?」
澪が目を見開き驚愕した。自分達に降り注ぐ意思を全て大河が身体で受け止めているからだ。
そのおかげで澪は怪我一つないが大河は目元に影を落とし動かない。
「虎・・・虎!!」
必死に呼びかける澪だが大河は何も答えようとしない。
そんな大河達を置いて置き聖闘士ファイトは予定通り開催されていた。
控室には参加者である青銅聖闘士とシルバー聖闘士が自身の試合順を待っていた。
大河の試合は第3試合。現在第2試合だが大河の姿は控室には無かった。
第2試合の青銅聖闘士の拳が決まると試合終了を告げた。
とうとう大河の試合になってしまい係員が大河を呼びに控室に現れるが大河の姿はやはり無い。
試合会場で審判の檄も大河不在を係員から聞くが、とりあえず選手の名を読み上げた。
「第3試合・・・トビウオ座!アルゴ!」
檄の声と共にリングに歩いてくるアルゴ。
(へへ・・・あいつは今頃ベッドの中だ・・・)
己の策で陥れた大河の不戦敗を予見するアルゴはリングに立ち聖衣を装着した。
「虎座!大河!」
大河のコーナーを見るが誰も居ない事に会
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