魔法先生ネギま!
0271話
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、はい。分かりました」
あやかの迫力に押され、大人しく頷く柿崎。
「ははは。雪広君の勘は鋭いなぁ。さて、僕もネギ君の歓迎会に出る前に色々と用事があるのでこの辺で失礼させて貰うよ。君達もアクセル君がいるとは言っても年頃の女の子なのは変わりないんだ。気をつけてくれよ」
「そ、そうですよね。確かに可及的速やかにお菓子を買って戻らないといけないですよね。じゃ、委員長。そゆ事で」
『ちょっとお待ちなさ……』
あやかに最後まで言わせずにブツリと通話を切り、そのまま電源も切る。
チラリと釘宮の方を見ると、柿崎と同じように携帯の電源を切っていた。
「さ、さて。確かにいいんちょをこれ以上待たせるのは後が怖いからさっさとお菓子を買いに行くわよ」
「そうね。……全く、あんな勘違いナンパ男共が来なければもう買い物は終わってたってのに」
「美砂、そう言わないの。せめてアクセル君がいる時に来てくれて良かったじゃない。これが私や美砂だけの時に来られたら……」
「……確かにそうね。と言うよりも、もしかして桜子がこっちに回らなかった理由って那波さんじゃなくてこれを予想してたのかしら」
「あー。桜子なら普通にありそうよね、それ」
苦笑を浮かべながらも、今度は本当にスーパーの中へと入っていく。
「まずは定番のお菓子を一通り買いましょう。その後で変わり種や新製品って流れで」
「ちょっとちょっと。円、アレアレ!」
買い物カゴを持って2人の後を付いていくと、柿崎が突然釘宮を引っ張る。
「何?」
「ほら、これ。『焼きサンマジュース』だってさ。ユエちゃんとか好きそうじゃない?」
「何だ、その得体の知れないジュースは……」
柿崎の言葉に思わず戦慄する。焼きサンマジュース? と言うか、それなら普通に焼きサンマを食べた方が良くないか?
「あれ、アクセル君知らなかったっけ? ユエってば変なジュースを飲むのが好きなんだよ。それも怪しげな物程レア度が高いらしいの」
「……と言うか、何で焼きサンマジュースなんて得体の知れない物が売られてるんだ?」
「それはほら、ここが麻帆良だからよ。色々な倶楽部や研究会があって、そういう所が作ったのを試験的に販売したりとか」
成る程、ゴーヤクレープもその類なのか。
取りあえず、その得体の知れないジュースは2リットルの物しかなかったので、購入は見合わせて普通に食えたり飲めたりするお菓子やジュースを買い物カゴへと入れていった。
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