魔法先生ネギま!
0271話
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、覚えておけよ!」
高畑が現れるや否や、男達2人は典型的な捨て台詞を残して走り去っていった。
「大丈夫かい?」
「ふん、来るのがちょっと遅くないか?」
「そう言わないで欲しいな。これでも一応色々とやる事があって忙しいんだから」
「ネギに関してか?」
「ま、それもある……と言っておこうか」
「あの、高畑先生。ありがとうございます、助かりました」
俺と高畑が話していると、釘宮がそう言って頭を下げてくる。
「でも、アクセル君がいればあんな奴等あっさりと……」
「ちょっと、美砂!」
「はいはい。ありがとうございます」
「どう致しまして。ただ、最近ああいう輩が少しずつ増えてるらしいから気をつけてくれよ。……ま、確かにアクセル君がいればそうそう心配は無いだろうけどね」
苦笑を浮かべながら高畑が告げるが、麻帆良最強の広域指導員としてその台詞はどうなんだ?
「ま、いらない手間を取らせないでくれたのには礼を言わせて貰おうか」
「ちょっと、アクセル君。高畑先生にそんな口の利き方……」
「いや、いいんだよ釘宮君。彼とは担任と生徒という以外にも多少知った仲でね」
「……そうなんですか?」
「ああ。それよりも、ネギ君の歓迎会用の買い出しに来たんだろう? このままここで時間を潰すよりは早くお店に行った方がいいんじゃないのかな? 雪広君も気にしていたよ」
「あーあ。アクセル君と円の密会も委員長にバレちゃったか」
どこかからかうような柿崎のその口調に、釘宮が顔を赤くする。
「ちょっと、美砂! なんでそうやって私をいいんちょの同類にした……が……る?」
釘宮のその台詞の途中で、携帯の呼び出し音が聞こえて来る。
「ねぇ、ちょっと。このタイミングってもしかして……」
「あ、円もそう思う? ほら、鳴ってるのは円の携帯なんだから早く出なよ」
「……」
無言でバッグから携帯を取り出して、通話ボタンを押す。
『ちょっと、釘宮さん! 貴方、誰に断ってアクセル君を連れ出しているのですか!』
携帯から離れた所にいる俺まで聞こえて来るその声は、間違い無くあやかのものだった。
「愛されてるねぇ」
そんな漏れ出た声を聞きながら、柿崎が笑みを浮かべながら俺の頭を撫でてくる。
そして再び鳴り出す携帯の呼び出し音。ただし今度は釘宮の物ではなく、柿崎の方だ。
「ん? ……ひぃっ!!」
疑問に思いつつも携帯に出ると、そこには額に血管をピクつかせ、強烈なプレッシャーを放つ鋭い視線のあやかの映像が送られてきているのが俺の位置からでも見えた。
『柿崎さん、貴方もアクセル君の頭を撫でるなんてそんなずるい……もとい、道草をしてないでさっさとお菓子を買ってきて下さいな!』
「は
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