序章 出会い
第1話 マヤ・ララルド
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『プロローグ』
フィオーレ王国、マグノリア。
この街唯一の魔道士ギルド、妖精の尻尾。数多くの依頼をこなし、その度に、数多くの問題を起こす、フィオーレ一のお騒がせギルドだ。そのギルドに、今日も新たな個性的メンバーがやって来た。
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ここはマグノリア。
この街に唯一ある魔道士ギルドに、私はスキップしながらやって来たぁーーーっ!
?「あっ!あれだーーーっ!」
私はこの街の中心部にあるカルディア大聖堂を走り抜け、目的地の魔道士ギルドの前で立ち止まった。ギルドを見上げる。
?「遂に・・・遂に来たんだっ!憧れの妖精の尻尾にっ!」
私は勢いよく大きなギルドのドアを開けた。そしたら・・・
?「ひゃあっ!?」
ほ、炎が飛んできたぁ〜!?いったいどうなってんの?なんとかギリギリでかわしたけど、その弾みで盛大にこけて尻餅をついちゃった。てへっ・・・ってこんな事してる場合じゃなーーーーーいっ!うわぁ〜、いろんな視線が私の事を見ている。うぅ、この状況気まずいよぉ〜・・・すると、
?2「大丈夫?」
頭上から声が聞こえた。顔を上げると、金髪をツインテールに束ね、大きな茶色がかった瞳、かなり大胆な青い服を着た女の子が手を差し伸べてくれた。女の子の腰には金色と銀色の鍵がぶら下がっている。この子の家の鍵かなぁ〜?でも、随分たくさんある。
?「ありがとう。私は大丈夫だよ☆」
疑問を抱きながらも、親切に差し伸べてくれた手を握って立ち上がる。女の子は、私のお尻に付いた埃をパンパンと掃いながら、
ル「私はルーシィ。ほらっ!ナツ、グレイ、この子に謝りなさいよ。」
この子、ルーシィって言うんだ。すると、桜色のツンツン頭に、吊り目に白い鱗柄のマフラーを首に巻いた男の子と、なぜか上半身裸で、垂れ目に紺色の髪の男の子が、
?3「ごめんな、コイツの炎が大暴れしちまってよ。」
?4「ンだとごらァァアアアッ!」
なぜか喧嘩を始めちゃった。あ、この人の炎だったんだ。すると、吊り上がった目で私の事を見ると、
ナ「お前、怪我ねェか?あ、俺はナツだっ!」
グ「俺はグレイ、よろしくな。」
?「よろしく〜♪」
私って、人見知りとかしないんだよね〜。だから、初対面の人でも普通に馴染めるんだ〜♪
ル「ていうかグレイ、服は?」
グ「ぬぉあっ!いつの間にィ!?」
えぇーーーーーっ!ま、まさかの気づいてなかったのぉっ!?グレイって、鈍感な
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