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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-1 First story~Various encounter~
number-11 all one's strength
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「集束砲……」
「見てて! フェイトちゃんっ!!」
フェイトのつぶやきをかき消すようになのはが叫ぶ。
拡散した残滓はすでに直径1メートルを超える巨大な光球になっていた。
「うけてみて! これが私の全力全開っ!」
《Starlight Breaker》
巨大な光球がより強く光りを放って、魔法陣の輝きと共鳴する様に閃光を放った。
なのはは残りの全魔力を光球へと注ぎこんだ。
トリガーを引く力さえ残っていればそれでよかった。あとは空っぽでも、この攻撃が通らなければ自分に勝ちなどないのだから。
「スターライト……っ!」
フェイトはあの1メートルを超す巨大な光球の色彩に金色が混じっていることから自分の魔力まで使われたことを知り、ずるいと思いつつも辛うじて右手だけバインドから解放した。
そして、フェイトは必死に、魔力を防御魔法に使う。
再利用の再利用まではできない筈だから。双方魔力ゼロなら勝ち目はある。
目を閉じることなく、フェイトはなのはを見つめる。
なのははその視線に答える。
そこに過去も未来もない。あるのは今だけ。
――――愛機のレイジングハートを振り下ろした。
「ブレイカ―――ッ!!」
なのはの指によってトリガーが引かれ、空から海に向かって一筋の桜色の光が貫く。
フェイトはこの攻撃を耐え凌げば勝てると予想していた。だから、さらに防御魔法を行使。5層の防御魔法の壁を作った。
だが、これ以上ない形での直撃に防御などあってないようなもので簡単に打ち破られ、フェイトを桜色と若干金色が混ざった魔力の奔流が巻き込んだ。
決着。
戦闘時間合計27分15秒。――――なのはの勝ちで幕を下ろした。
◯
なのはとフェイトの決着がついたころ、燐夜は苦戦を強いられていた。機械兵に。
それもただの機械兵ではない。推定魔力ランクSSS。管理局内でも一人いるかいないかの魔力の持ち主。
しかもその場にいるのは、機械兵と燐夜だけではない。
「何故、お前がここにいるんだ」
その他の誰か――――第三者の問いに燐夜は応じようとはしない。
ただ静かに何処からともなく小さな妖精のような人を出して、手のひらに載せて呟く。
「エクレイア、ユニゾン」
「はい、マスター」
そのつぶやきが聞こえたのか、誰かが驚きの声を上げた。
だが、燐夜は気にすることなくさらに呟いた。小さな妖精のような人、管理局でも知っている人は数を数えるほどしかいない『ユニゾンデバイス』と一緒に。
「「ユニゾン・イン」」
燐夜は光に包まれる。
そして、その光が空気に交じって消えるとそこには先ほどよ
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