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妖精の十字架
〜It works togetherK〜
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「ぷはぁ〜。生き返るわ〜」

「生き返って早々悪いが帰るぞ?」

するとミラはいきなり立ち上がった

「あいつらは!?」

「・・・結構いまさらだが倒したよ。依頼もこれでお終いだ。っとこれ」

俺はさっきもらった宝石を手渡す

「わっとっと・・・わぁ!ありがとうクルス!」

「ん、どういたしまして」

綺麗・・・と言いつつミラは宝石に目を奪われていた

「・・・バイク、乗るんだろ?」

「は!!そうだったわ!!」

いそいで宝石をしまい、俺とミラは外に出てバイクを取り出し、ミラは後ろに跨り俺の腰に手を回してきた

「・・・ミラ、くっつきすぎじゃねぇか?」

「なんで?大丈夫でしょ!」

これが大丈夫じゃなかったりする。その、当たってる・・・

「それじゃ、帰ろうか」

聞く耳持たずのミラは梃子でも動かない。俺は小さく息をもらし、エンジンを起動させた

「よし!つかまってろよ!!」

「うん!」

風を切って、風になって、俺達を載せた愛車は家族の待つ妖精の尻尾へと帰っていく―――

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