第五章 StrikerS編
第百十七話 『昇格試験とエリオとキャロの出会い』
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て、なかなかの好かれようじゃない? なのは」
「し、シホちゃん。からかわないで…」
なのはをからかいながら二人を確認する。
後はゴールを目指すだけだ。
でもどうやらランスター二等陸士が足を怪我しているようでナカジマ二等陸士が背負って一緒に進んでいる模様。
ナカジマ二等陸士が魔力を全開にして一気に駆けるが、
「…あれ、止まる事を考えていないわよ? なのは」
「そうだね。ちょっと危険行動で減点かな?」
「私は古代ベルカ式だからそこまで精密なミッド式魔法は使えないからなのは、お願いね?」
「うん。それじゃしょうがないな…。アクティブガードとホールディングネットもかな?」
なのはが魔法を展開して二人の走行場所に魔法を設置する。
そして二人は見事網にかかって緊急停止した。
そこにリインが怒りながら二人に寄っていき、
「二人共、危険行為で減点です! 頑張るのはいいですが怪我をしては元も子もないんですよ! そんなんじゃ魔導師としてはダメダメです!」
二人はリインに怒られているのというのに呆然としていた。
ランスター二等陸士が「ちっさ…」と呟いている。
ふむ、あれはあんまり効果が無さそうな説教ね。
「それじゃいこっか。シホちゃん」
「そうね、なのは」
それで私となのはは二人の下へと向かい、
「あはは、まぁまぁ。ちょっとびっくりしたけど無事でよかった…。
とりあえず試験は終了ね。お疲れ様」
それでなのはとリインが魔法を解除し、二人は地面に降りる。
「リインもお疲れ様。ちゃんと試験官できていたよ」
「そうね。成長したわね」
「わーい。ありがとうございます。なのはさん、シホさん!」
そして私となのははジャケットを解除し、なのははナカジマ二等陸士による。
「まぁ細かいことは後回しにして…ランスター二等陸士」
「あ、はい!」
「怪我は足だね。治療するからブーツ脱いで?」
「あ! でしたら治療なら私がやるですよ?」
リインがランスター二等陸士に寄っていく。
「なのはさん…シホさん…」
「ん?」
「なに?」
「あ! いえ、あの…! 高町教導官一等空尉、シュバインオーグ教導官一等空尉!」
「なのはさんでいいよ。みんなそう呼ぶから…」
「私もシホさんで構わないわ。そっちは背中がムズ痒くなるから」
「それより四年ぶりだね。背、伸びたね“スバル”」
そうなのはに言われるとあの時のように涙を浮かべて、
「えっと、あの、あの…」
心の整理ができていないようね。
それにどうやら私はお邪魔のようだ。
だから二人を見守っていることにした。
「うん。また会えて嬉しいよ」
なのははそう言ってスバルの頭を撫でる。
そして泣き出してしまうスバル。
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