第五章 StrikerS編
第百十七話 『昇格試験とエリオとキャロの出会い』
[1/7]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
Side シホ・E・S・高町
今、私はなのはと一緒にスバル・ナカジマとティアナ・ランスターの魔導師ランク昇格試験を見守っていた。
「…でも、四年前のあの少女がここまでやってくるなんてね」
「うん。驚いたね」
「ま、二人はなのはが受け持つスターズ分隊の候補だから心配はしちゃうかしらね?」
「そんなことないよ。でも、二人の成績を見させてもらったけどかなり伸びしろはあると思うよ」
「そう。教導官のなのはがいうなら確かかもね」
「そういえばランとレンはどうなの?」
「二人はすでにBランク昇格試験は通過済みだから後は機動六課が完全に始動したら十分な戦力になると思うわ。
ま、昔の私だったらまだいい年の二人にはこんな仕事には付いてほしくないけど…もう管理局色に染まった私からはなにも言えないからね。
二人も手伝う! と何度も言われちゃったから管理局入りも許したわけだし…」
「なんか、シホちゃん達って親子っていうより兄妹姉弟みたいな関係だね」
「まぁね。二人は私の魔術の弟子でもあるし…」
っと、そろそろ試験が始まりそうね。
リインが二人の前にスクリーンで現れて説明をしている。
そしてリインが敬礼をすると二人も敬礼を返す。
なのははコースのチェックを再確認しながら、
《範囲内に生命反応、危険物の反応はありません。コースチェック終了です》
「うん。ありがとう、レイジングハート」
レイジングハートがそう言って私達は後は見守るだけになった。
さて、どんな手を使ってくるのか同じ教導官としては楽しみではある。
「サーチャーとオートスフィアも設置完了。私達は全体を見ていようか」
《Yes.My Master.》
「そうね」
開始のカウントがされる。
そして始まったと同時に二人は走り出した。
「でも、ナカジマ二等陸士はローラーブーツってまた特殊なものを使っているわね」
「そうだね。ま、二人のおてなみ拝見といこうか」
見ていたらまずランスター二等陸士がアンカーガンを射出してビルに刺して二人の体重を一気に抱えて飛び立つ。
あれも結構古そうな武装の銃だけど使えそうね。
それでナカジマ二等陸士がビルの中にガラスを割って侵入。
次々とオートスフィアを破壊していく。
「いい動きね」
「うん」
そしてランスター二等陸士が外でポイントターゲットを破壊していきダミーターゲットはきっちりと残している。
うん、射撃もいい腕だ。
射撃型だとなのはが教えるのが一番適しているわね。
そして二人は今のところのターゲットを全部破壊して合流する。
「いいコンビね。息があっているわ」
「だね」
「でも、ここからが大変よね。大型のオートスフィアで大抵の受験者達は半分以上が
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ