闘技場の挑戦と仲間の少女
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「ああ、このゲームを初めて二日しかしてないしな。バトルも街の中で一回しかしてない」
「そうなんだ。誰と戦ったの?プレイヤー?」
「いいや、何かゲリラNPCだっけ?そんな奴がいきなり喧嘩吹っかけてきたから買ったんだけど……」
「ゲリラNPCって……最初から嫌な奴と当たったね。やっぱり最初だったから負けた?」
「いや、何か普通にパンチ一発で倒した」
「嘘っ!!」
ナナミはそのことを聞いて驚く。ゲツガはそんなに驚くことなのかと首をかしげた。
「一撃って……あなた、どんな身体能力してるのよ!普通一発で倒すなんておかしいじゃない!あなた初心者でしょ!?普通一撃で倒せるっていったら前の大会の優勝者とその他結構有名なジャンキープレイヤーぐらいしか無理なはずよ!!」
ナナミはゲツガに詰め寄って叫んだ。あいつ、普通は一撃で倒せないのか。そういえば野次馬連中が一撃で倒した時、騒いでいたのはこれのことか。ゲツガはようやく騒いでいた理由を理解した。しかし、別に一撃で倒せたからって別に関係ないんじゃないかと思った。
「いや、身体能力は別としてあいつってどのくらいの強さかわからなかったしとりあえず体全体を使ったパンチを顔面に当てたら倒れただけで俺がそういうのはよく分からないんだ」
「はあ!?自分でもよく分からない!?あなたそれだけ言えるんなら普通に結構上位の闘技場もクリアできるじゃない!それでがニュービーだなんておかしいわよ!」
何か急に壊れたなと感じたため少し離れて歩く。それを見たナナミはゲツガに何か言ってくるが耳をふさいで聞こえない振りをする。そんなことをしていると大きな道場のようなものの前に着いた。
「何かゲツガに言っている間に着いた……来るよりもゲツガに言ったことでの疲れのほうがおおい……」
「それならもう言わなきゃよかったじゃねえか。それよりも早く入ろうぜどんな奴が出てくるか楽しみだな」
「ゲツガ、それ戦闘狂の台詞」
「俺は戦闘狂じゃなくて戦闘馬鹿なだけだ」
「それ意味変わらないから」
そう言ってゲツガとナナミは闘技場の中に入る。中は日本の古い道場のような感じで自分の通っていた道場を思い出す。特に床の感じが似ている。
「おお〜、これが闘技場か〜、意外に現実にある道場と結構似た造りになってるんだな〜」
「そうだね〜、家の近くの道場あるけどこんな感じだったよ」
「ん?」
何かとてつもないことを聞いたがそれ以上聞くのはマナー違反である思い、これ以上何も聞かなかったことにした。
「で、ここの道場ってどんな形式の戦い方なんだ?」
「えっと、確か……最初に三体のNPCと戦った後に最後に道場の主と戦うとか言う奴だった気がする……」
「
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