暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の十字架
〜It works togetherJ〜
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「やるじゃないか」

ボロが俺らを上から見下していた

「あなたに褒められてもうれしくないわ」

ミラが腕を振るい斬撃が舞う。ボロは軽い動きで避け、風の魔法を打ち出す
俺がそれを片手で振り払う

「二対一は酷いな。俺も混ぜろよ兄貴!」

背後からマスターが腕を振り下ろす。ミラがその腕を魔法で弾く

「そういえば、あなたの本名は?」

ミラが訪ねる

「俺か?俺はフェヌル。よろしくな!、すぐに死んじゃうけどん!」

再び腕が振り下ろされる。俺はその場で大きく跳び上がり、上から足を振り降りおろすがボロに阻止された。ミラはさっきと同じように魔法ではじいた
さっきからミラが魔法で弾く理由はフェヌルの使う魔法だ。奴の魔法は音波。触れようものならずたずたに引き裂かれる

「覇竜の咆哮!」

ボロに向かって咆哮を放ち、結果には目もくれずにフェヌルに飛びかかる。それと立ち替わりでミラがボロの前に躍り出る

「サタン・ダロール!」

高速回転しながら爪を突きたてる。ボロは風の力で逃げようとするが、ミラにも羽がある。追いつかれて斬られた

「覇竜拳!」

「音波流派!」

俺の突きだした拳と音波を纏ったフェヌルの腕が交差して互いの胴に打ち込まれる
俺は胴体を斜めに大きく斬られ、フェヌルはアバラを砕かれる

「くっ・・・」

「グギィ!?」

さっきの連戦の所為でまだ体力が回復していない。圧倒的に俺の方がダメージを多く受けた
しかし、伊達に覇界神なんて異名をもらってる訳じゃない。フェヌルにもダメージはある

「クルス!」

ミラの声に反応して大きくバックステップをとる。そのとたん、俺がさっきまでいた地点にミラの姿があり、俺の目の前に落とされたボロの姿が

「なるほど!覇竜脚!」

回し蹴りを堕ちてくるボロに叩き込み、フェヌルの方向に突き飛ばす。ミラがボロを片手で受けて止めて、背負い投げをしながらフェヌルにたたきつけた。そして吹き飛んだ二人目掛けて俺が咆哮を放つ。事前に示し合わせた動きではないが、互いに信頼してることからこその動きが生まれ、ミラは背後を振り返ることなく俺の咆哮を避け、二人にだけ直撃した
土煙が晴れると、ボロとフェヌルは立ち上がり、左右に分かれて両サイドから魔法を打ち出してきた

「音波波!」

「風輪!」

「ミラ、右!」

ミラに指示して俺は左から飛んできた音波を衝撃で相殺する。ミラも同じ様に回避した

「サタンフレイム!」

俺が宙に飛び上がると同時に両方に炎が放たれる。しかし、音波で防がれ、風に遮られてダメージは与えられていない。俺はそれを確認するとほぼ同時に衝撃派を放つ

「覇竜砲!」

「音波壁!」

「衝風壁!」


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