3話
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、その一切が彼には当たらなかった。
「やっぱり超ラッキーだな。今の俺は。……そして」
十五台のセグウェイらのど真ん中、囲まれるような位置で静止するキンジ。
正気の沙汰ではない。この光景を見たなら、誰もがそう口にするだろう。囲まれないよう動くのは、どんな戦術でも基本中の基本。わざわざ敵陣のど真ん中に移動するなど、自殺と同義だ。
マシンガンの方向が、一斉にキンジの方を向く。
キンジは両の手を広げーーベレッタとデザートイーグルの引き金を引き絞る。
二発の弾丸は、その両方がそれぞれ一撃の下にUZIを粉砕した。
すかさず次の、また次の敵に照準を定め、破壊していく。
舞うように一周した頃には、残るセグウェイは一台のみとなっていた。
「俺にちょっかい出すなんて……アンラッキーだぜ、アンタ」
愛銃二丁の銃弾が、止めとばかりに最後のセグウェイを吹き飛ばした。
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