第十一章 乱交
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ートさん達の休み時間は15分。彼女たちが部屋を出たら、誰にも見つからずに抜け出せと君子に指示し、清水と一緒に宿直室を出た。宴会場担当のおばさんが二人に声をかけた。
「あれま、課長さん、また泊まりかい。あれ、いやだよー、課長。若い男を連れ込んじゃったりして、でも、なかなか可愛い子じゃない」
相沢も冗談で答えた。
「馬鹿言っているんじゃないの。男は趣味じゃない。こう見えても、女の方が好きなんだから」
「また、照れちゃって、顔が赤いよ」
夕べの酒が残っているのだから赤いに決まっている。なのに、戯れ言を真に受けて清水がやり返した。
「馬鹿野郎。そんなんじゃないわい」
肩を怒らせ歩いてゆく清水の後ろ姿をみて、相沢は目を覆った。店のお仕着である半ズボンの背中から君子の赤いスキャンティが垂れている。おばさんたちは顔を見合わせ、次いであきれ顔で相沢に視線を走らせる。ひそひそという声が後ろから聞こえた。
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