出会い
Trick05_そのほうが面白そうだからです
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聞こうと思って来たのよ」
「はい! 西折さんのことをもっと知りたくって!」
「佐天さん、それじゃ能力調べじゃなくて西折さん調べになってますよ」
「いや、その!? ちょっと言い間違えただけじゃない!?」
(しまった! また変なこと言っちゃった!)
内心言い間違いに気づかれて焦る佐天。
「とにかく歩きながら話しましょう。道路で立ち止まっては他の人の迷惑になりますし」
「そそそうですね。西折さんの言うとおりです!
白井さんも行きましょう!ね! ね!」
「なんだか変ですよ佐天さん。ほら、白井さんも行きましょう。
怒っていても仕方ないですよ」
西折の提案で歩き出す5人。白井も睨みながら渋々ついてきた。
「それにしても信乃にーちゃん、能力「信乃にーちゃんって言わない」・・」
西折は呆れた顔をした。
「さっきも言いましたが、常盤台中学のお嬢様がそんな言葉使いは良くないと
思います。ですからその呼び方は訂正してください」
「別にいいじゃない。それに、西折って呼ぶのはいやよ。
雪姉ちゃんだって西折なのよ!」
“雪姉ちゃん”という知らない人物が話に出てきて初春と佐天は頭に「?」を浮かべた。
しかし2人はそのまま話を続ける。
「確かにそうですが、でも男性に対しては下の名前で呼ばない方がいいですよ。
周りの方が勘違いしますし」
「気にすることじゃないでしょ。親戚、というより兄妹みたいなものでしょ!
だから、信乃、一応≪さん≫もつけて≪信乃さん≫って
読んであげるわよ!」
「なぜか上から目線ですね・・」
「じゃあ、私も≪信乃さん≫って呼んでいいですか!?」
話に入ってきたのは佐天だ。
「///私も≪信乃さん≫って呼びたいですっ////」
「佐天さん、また顔が赤いですよ」
「いやでも、男の人を名前で呼ぶのは・・」
「でも確かに名前で呼ぶ方が短いですし、今から風紀委員として
仲間になるのでしたらその方がいいですの」
「・・白井さん、笑顔が黒いです・・私がふざけた事を根に持ってるんですか?」
「なんのことかしら? 別にわたくしはあなたが嫌がることがしたいというわけでは
ありませんの。一矢報いたと思っていませんの。お〜ほっほっほっ!」
「明らかに悪意を感じますね・・でも、風紀委員で仲間になるのでしたら
呼びやすい方がいいですね! 私も名前の方で呼んでいいですか?」
初春も3人に便乗してきた。
「・・・もう好きにしてください・・」
西折、あらためて信乃は諦めたようにつぶやいて呼ばれ方を渋々了承した。
しばらく歩いて雑談をしていた5人だが、
「そういえば、さ
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