第四章 パチプロ
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気楽な人達である。何の責任もなく、何の貢献もしない。もし、何もする気がないなら、何も口を出すな、と言いたいのだ。しかし、言える立場でないことは、分かりきっていた。
その日の夜、責任者を集めミーティングを開いた。明日から4日間、八王子祭りである。テキヤが全国から大挙して押しかけてくる。刺青をしょっている人々も多い。その入場を阻止すべく特別警戒態勢をとらねばならない。
鎌田副支配人が黒板に日程を書き、深夜番を書き込んでゆく。祭りの前後を含めて6日間、二人一組で泊り込む。相沢は一日おきに3日間泊まることになった。鎌田とのペアだ。肌は合わないが、こういう時には、何となく頼りになる男だ。兎に角、柔道五段、大男である。
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