第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第18話:温もりと安心感……いいえ、俺は戸惑ってるッス
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座をかいて座っているので、ほぼ股座に収まる感じだ。
そのまま背中を俺の前面に押しつけ、俺のマントを俺ごと羽織る様に引っ張るリューノ……
グイグイ密着してくるので、彼女の柔らかいお尻が、俺の暴れん坊ソードを心地よく刺激する。
コレまずくね!?
「お、おい……何だよ急に……そ、そんなに寒いのか?」
「うん…寒いよ。それに家族と離れ離れで寂しいし……ウルフが居てくれて凄く助かってる」
何だ!? どういう事だ!?
リューノが素直で可愛いぞ!
「私ね……ウルフに感謝してるんだ」
「え!? な、何をかな?」
何か感謝される様な事したっけ?
いや……それより、あんまりソコを刺激しないで!
「あのね……裏切りの洞窟で私の質問に答えた後、『俺には質問などしなくても、仲間の事は理解できている。見ただけで偽者じゃ無いって判るさ!』って言ってくれたじゃない。私ね凄く嬉しかったの……私の事を理解してくれてる人が居るって事に」
あれ〜?
困ったな!
アレには裏があるんだけど……カッコつけてそれは言ってないんだよね。
「私ね……マリーの事が好きじゃないわ。でも、居ない方が良いとかて感情まででは無いの! ただアイツと会話していると苛つくだけなのよ。そんなマリーが連れ帰ってきた彼氏に、恋心を抱いてるって気付いた時に、私は自身で認められなかったの……」
何だって!?
絶対に俺の事が大嫌いだと思ったリューノだが……
まさかの告白に、お兄さんドキドキっす!
そして暴れん坊ソードがムックムクっす!
「私……勘違いされてるみたいだけどもファザコンじゃないよ。そりゃお父さんの事は慕ってるし、もし口説かれたら…………でも、私が恋してるのはウルフなの」
そんな可愛い事言っちゃいながら俺の両腕を自分の前面に回し、抱きしめる様促してくる。
まだ発育途中の胸が掌にあたり、何とも言えない幸福感を味合わせてくれる。
うん。無意識でモミモミしちゃってるけど、コレって絶対ダメだよね!?
だって俺には彼女が居るのだから……彼女を愛してるのだから!!
「ウルフは私の事……嫌いだよね……生意気だし……」
混乱で何も言えなくなっているのに、リューノは一方的に話しかける。
世の中の男に、美少女から告白されて(しかも乳揉みさせながら)嫌いと言える奴が居るだろうか?
居たとしてもソレは同性愛者だけだろう……
「馬鹿だなぁ……嫌いなワケないだろ! 俺はリューノの素敵な部分を知ってるんだから……嫌いになるワケないじゃないか」
違う! いや、そうなんだけど違う!
これでは俺がリューノを口説き落とそうとしてるみたいじゃないか!?
口説かないゾ! 落とさないゾ!!
俺はマリーを裏切りたくないんだから……
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