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ネタ帳(旧:没ネタ集)
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きることはこれから公開私刑されるであろう私の使い魔を見ることだけ。

「ふん、君は何もできずに僕にボロボロにされるのさ! 可憐な少女を泣かせた罪をしかっり反省してくれたまえよ」
「ふむ、ルイズ嬢が言っていたがそれは君の自業自得だろう?」
「黙りたまえ!!! いでよ『ワルキューレ』達よ!!!」

 そういったギーシュのバラの花弁が散り、地面から青銅でできた『ワルキューレ』の形をとったゴーレムが12体も作りだされた。
 これがギーシュの二つ名【青銅】の理由の一つ。 彼はドットメイジだが、土属性に関しては名門のグラモン家出身だからこの年にしてもう二つ名がついている。 私にもついているが私のはバカにするためにつけられた二つ名なのでまったく嬉しくない。

「どうだい平民君? 始めてみる魔法だろう? 今なら骨の二、三本で許してあげないこともないがね」

 骨ぐらいなら保健室で治してもらえるので早く謝りなさい。 という私の思いをぶち壊すかのようにガルディオスは笑い声をあげた。

「ぷっ……!! ぶはっはっはっはっ!!!! 初めて見る魔法であるな確かに!!! なんだそのずんぐりむっくりな【戦死者を選定する女(ワルキューレ)】は!! 私を笑い殺す気かっ!!? だとしたら恐ろしい魔法だ!! 十二体いるのがまた何とも言えんな!!! どれがブリュンヒルデなのだ!? 全部一緒に見えてしまうな!!? ヒルドは? ミストは? スケッギォルドとエルルーンの違いすら判らんぞ!!!? はははは!!!!」
「……は?」

 うちの使い魔は何を言っているのだろうか? 十分脅威と言っていいはずの魔法を目にしているはずなのにあの大笑い。 バカなのだろうか?

「……!!! 行きたまえ『ワルキューレ』達よ!!!」

 一斉に動き出すワルキューレ達。 バカ!! 笑ってないで逃げなさいよ!!

「はははは!!!! はぁ……、久々に笑わせてもらったぞ、くくっ。 さて、無謀にも私に決闘を申し込んだのでどれほどの使い手かと思いきやあの程度のゴーレムで強者ぶるただのバカであることが判明した。 あ〜ルイズ嬢? ちょっと懲らしめても問題ないかな?」
「なんでもいいから前を向きなさい!!! もうそこまで迫ってきてるわよ!!」

 そう宣言するのとあいつが動き出すのは同時だった。

 一瞬でワルキューレの一体に近づくと頭を鷲掴みにし軽々と持ち上げた。 そして近づいてきていた他のワルキューレを蹴り飛ばした。

「さて、面白い余興を見せてもらったお礼にこちらも少し本当のゴーレム作成をお見せしよう。 こんな出来損ないではない本当のゴーレムをしかっり記憶しておきなさい」
「……!! 何を言っている!! いけワルキューレ達!!」
「では行くぞ? ……

 『クリエイ
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